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演劇学専攻

劇(ドラマ)を通して人間を考える

世界の中でも独特な日本の演劇
歌舞伎が始まってから400年、こんなに古い演劇が未だに現代にあって人気を集めている国は、世界に類がありません。歌舞伎だけではありません。能も狂言も現代演劇やミュージカルと共に未だに人気の演劇であり続けています。 
演劇は文化、演劇は歴史
西洋でも日本でも、演劇はそれが属するそれぞれの国の文化伝統の中で歴史的に独自の発展を遂げてきました。劇場だけでなく、上演台本としての戯曲、舞台装置、衣装、俳優の演技などに、それぞれ実に興味深い特色が見受けられます。演劇学専攻では、それらを歴史的、理論的に学んでいきます。 
演劇は舞台芸術の原理
舞台芸術としての演劇はさまざまなジャンルに分かれて発展してきました。ドラマ、オペラ、バレエ、ダンス、ミュージカル、パントマイムなど、そして19世紀末には映画が誕生しました。しかし、これらの芸術に共通しているのは、「今、ここで」体験する一回限りのパフォーマンスであるという演劇の原理です。 
「厳楽(きびたの)しい」少人数ゼミ
こんなに多彩なジャンルを擁し、特色にあふれた演劇の世界の中から、自分の関心のある分野を選んで研究し、仲間や先生の前で発表するゼミが1年次から設置されています(1年次:基礎演習、2年・3年次:演劇学演習)。ハラハラドキドキ、厳しくて楽しくて......きっと学生生活のよい思い出になること請け合いです。 

駿河台キャンパス内に設営された劇団唐組(唐十郎氏主宰)の紅テント。

テント内で行われた演劇学専攻の「特別講義」(ワークショップ)。 講師は劇団唐組の演出家・俳優の久保井研氏。