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現代社会学専攻

現代社会学専攻とは

 現代社会学は、市民活動などのさまざまな社会の現場に触れながら実践的に社会学をする学問領域です。
 現代社会は、持続可能で、より平等で、人権が尊重される社会を、世界的規模から地域の規模までのさまざまな連帯をもって、作り上げるべき重要な地点にあります。環境保護や持続可能な社会の実現、ジェンダーによる差別の撤廃や格差の解消、外国人・障がいのある人・性的少数者などを含む多様な人たちの共生、あるいは町おこしによる地域活性化などを目指して、いたるところで人々が市民運動や市民活動に取り組んでいます。
 現代社会学専攻では、現代社会学について理論的に学ぶとともに、このような市民運動や市民活動の現場で人々の話を聞き、活動に参加もします。授業と現場での実践の間を往復するのが、本専攻の学びの大きな特徴です。
 実践的にものごとに関わると、本やネットだけで知識を得るのとはかなり異なり、現実をどう見るか、望ましい価値は何かと問われます。現場では、違ったものの見方や価値が、せめぎあっているものです。そのせめぎあいにどう対処したらよいか、自分はどの見方や価値をもつべきか、考えることになるでしょう。そのような葛藤を経て、学生たちは、現代社会が直面する危機や新しい社会的問題の克服と、よりよい社会の創生に必要な、知識、考え方、行動の仕方を身につけることができるでしょう。