伊藤　氏貴 ITO Ujitaka

いわゆる「文学の終焉」と「藝術の終焉」とのかかわりはどこにあるのか。そしてそこに「自我の終焉」がどう関係するのか。

「読む」よろこびは，なにも書物を読むことに限られません。映画も音楽も，また時代や街さえも「読む」ことができます。しかし，そうした〈読みの力〉は，対象がなんであれ「ことば」に依るのであり，そのためにはまず「ことば」そのものを読むことが不可欠です。さまざまなものを読むよろこびを得るために，まず書物に耽溺してください。

『告白の文学』　鳥影社　2002
『奇跡の教室』　小学館　2010
『美の日本』明治大学出版会　2018
『同性愛文学の系譜』　勉誠出版　2020
『樋口一葉詳細年譜』　勉誠出版　2022
『樋口一葉赤貧日記』　中央公論新社　2022
「自我からの逃走ー現代文学における〈私〉とは」『文學界　2007年4月号』文藝春秋
「一葉—その視線の圏域」『国文学　解釈と教材の研究　2004年8月号』學燈社

千葉県

楽器（バイオリン，ビオラ）演奏