商学研究科

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系列紹介

商学研究科商学専攻においては、専攻を経済、商業、経営、会計、金融・証券、保険、交通、貿易の8つの系列に大別しています。ここでは、それぞれの系列の研究領域や特徴をご紹介します。

経済系列

 経済学は、市場経済の仕組みに対する的確な分析と理解に基づいて、現実の経済問題とその解決策を理論的、歴史的な視点で考察する学問である。
 経済系列は、博士前期課程において、この経済学の体系的な学習を通して、より専門的な知識を教授することにより経済問題に関する解決能力ならびに研究能力の基礎を習得させ、将来経済活動の重要な担い手になる高度専門的職業人と基礎的研究能力を習得した研究者を養成することを目的としている。
 博士後期課程では、人口の高齢化や少子化の進行、格差の拡大、財政赤字の拡大、国内外における経済的不均衡の増大、武力紛争の拡大、更には環境問題といった多くの問題が国内的にも国際的にも深刻化するなかで、これら諸問題について、グローバルかつ歴史的な視野に立脚した最先端の高度な専門知識を教授することによって、革新的な知識と創造力をもって自立的に研究できる研究者の養成を目的としている。
 これらの目的を達成するために、経済系列では、計量経済学、マクロ経済学、ミクロ経済学、財政学・公共経済学、国際経済論・国際金融、国際経済史、中小企業論、経済政策論、理論経済学・マルクス経済学など多くの科目と教員を用意している。


商業系列

 商業系列における研究は売り手と買い手の市場取引に焦点を当てています。社会において、人々または組織は製品やサービスを生み出し、市場と呼ばれる場でそれらを取引することによって、ニーズ・欲求の充足ならびに収益の実現を試みます。つまり、価値の創造と価値の獲得が市場取引によって達成されます。
 この市場取引に関する研究はいくつかの視点から行うことができます。まず、取引は連鎖的につながり、社会において一つのネットワークを形成していますが、これを鳥瞰し、市場取引の連鎖のプロセス、つまり流通の仕組みについて研究することができるでしょう。一方で、個々の売り手である取引行為者の戦略的な視点に立って、それぞれの取引を如何に完結させ、収益を獲得するのかについて研究することもできます。これはマーケティング・マネジメントの研究です。商業系列では、これら流通とマーケティングの問題について研究することができます。


経営系列

 現代社会において組織が果たす役割は非常に大きくなっているだけはなく、営利を目的とする企業だけではなく、非営利組織(NPO)や政府組織、非政府組織(NGO)など多様な組織が社会生活に不可欠な財やサービスの供給主体として登場しています。また近年では「第4次産業革命」や「Society 5.0」といった、先進的な情報技術を利用した社会・経済のあり方が模索され、モノづくりの現場やビジネス・モデルのあり方を大きく変えつつあり、情報セキュリティや情報倫理、顧客や社会との価値共創がますます重要となっています。さらには「循環型社会」の構築、企業不祥事の防止、ワーク・ライフ・バランス(「仕事と家庭の両立」)、「同一労働・同一賃金」の実現、コーポレート・ガバナンス改革は企業経営のパラダイム転換を求めています。
 こうした現在、さらには近未来の組織経営を研究するために、商学研究科の経営系列は、経営理論、生産管理論、経営労務論、労使関係論、経営情報システム論、情報管理論、経営哲学及びクリエイティブ・ビジネス論といった諸科目を配置し、今日の組織経営の諸課題を理解する上で不可欠な知識を幅広く学ぶことによって、優れた問題発見能力と解決能力及び研究能力の基礎を習得させ、自立して活動できる高度専門職業人と基礎的研究能力を習得した研究者を養成することを目指しています。

会計系列

 会計学の領域は、大きく財務会計と管理会計に大別されます。
 現在、世界的に会計基準が収斂していく動きが見られます。財務会計では、このような会計の国際化を前にして、情報提供や利害調整の視点から、あるべき会計制度の探究や、情報技術の進歩により入手が容易になった会計情報を用いて企業や経営者の行動を実証・分析する研究等が行われています。また、財務会計情報に影響を及ぼす税法にも研究の目が注がれています。
 他方、マネジャーに有用な情報を提供することを目的とする管理会計では、より良い意思決定や業績管理に役立つ分析手法や測定尺度等の検討や、管理会計情報の有用性を高めるにはどのようなプロセスや経営システムの中で用いるべきか等に、研究者の関心が寄せられています。
 会計系列の教員のアカデミック・バックグラウンドは、極めて多彩です。様々な教員と接する中で、思いもかけなかった角度からの助言や指摘等が得られることでしょう。商学研究科で会計学を学ぶ中で、皆さんの研究がより豊かなものになることを期待しております。

金融・証券系列

 金融・証券系列の特徴は、所属教員の多様な研究領域をもとに、金融・証券分野の幅広いテーマを研究できる点にあります。金融・証券の基礎理論から応用実証分析まで、多様な領域を研究することができます。
 各教員の研究領域を紹介すると、伊藤隆康教授は、中央銀行と金融市場、中央銀行と市場との対話、イスラム金融に関する実証研究を、打込茂子教授は、国際資本移動、国際金融システム等の諸問題と金融規制・監督政策の研究を行っています。小原英隆教授は、貨幣哲学、社会的信用と貨幣社会学など貨幣の本質論、純粋抽象理論の研究を、北岡孝義教授は、金融政策の短期金融市場、債券・株式市場への影響について実証研究を行っています。また、萩原統宏教授は、企業財務、資本市場及び投資行動の定量的分析、企業価値評価の定量的分析を、三和裕美子教授は、肥大化する金融市場の下での機関投資家の役割とコーポレートガバナンスの研究を、渡辺良夫教授は、ポストケインジアンの立場から現代市場経済の不安定性と政策的対応の研究を行っています。金融・証券系列では、以上のような教員の多様な研究領域をもとに、高度な専門知識と創造力を持った研究者を養成しています。

保険系列

 保険系列では市場経済における経済活動や社会生活の存続・発展を脅かすリスクに対する経済的保障(補償)制度である保険を研究対象としています。保険は企業活動や家計の消費生活、さらには国家・政府の経済・社会政策にとっても非常に重要な役割を果しています。市場経済の基本を学ぶうえで保険系列科目において取り上げるテーマ・内容は不可欠です。保険系列では保険の理論と実際、歴史、政策および保険を中心に展開するリスク処理手法に関するリスクマネジメント体系を研究します。
近年、経済のグローバル化や金融市場の規制緩和・自由化の進展により保険事業・市場をめぐる環境は大きく変化しています。同時に、社会の発展にともないリスクは巨大化、多様化、複雑化しており、伝統的な保険制度から発展し、金融・証券市場を活用した新たなリスク処理の仕組みも開発され体系化されてきています。単独の系列として保険系列を有する本研究科では、保険とリスクマネジメントについてより深く研究できるとともに、隣接する金融・証券系列をはじめ多様な専門科目が配置されており、さらに俯瞰的な視野を養うことができます。

交通系列

 交通系列では、人や物の場所的移動と時間価値の創造、あるいは交通サービスについて、個人、企業、国家の観点から実態を把握したうえで、以下のように、その構造、課題、解決策を考察していきます。
 まず、「交通理論特論」では、日米欧における交通サービスを社会経済学の視点から歴史的・論理的に分析・総合し、交通サービスにおける立体的・理論的な視座の涵養に努めます。次に、「都市・地域交通論特論」では、世界の主要な都市における交通サービスの現状・制度・問題点について、ミクロ経済学を適用しながら比較・検討していきます。さらに、「国際交通論特論」においては、アジア各国間における交通サービスについて、その現状や問題点を抽出し、実証的に考察していきます。最後に、「物的流通論特論」においては、貨物輸送と保管、流通およびサプライチェーンに着目しながら、荷主企業と物流専門企業の物流・ロジスティクスに関わる諸問題を、社会的な視点も加味したうえで実証的・理論的に取り扱っていきます。

貿易系列

 この系列では経済、市場、企業のグローバル化が進展する中での、国家、企業、市民にとっての課題を把握し、対応策について考察します。この系列は大きくマクロ分野とミクロ分野に分かれています。マクロ視点では世界経済論特論で今日の世界経済とりわけ東アジアが抱える諸問題の考察を行い、貿易理論特論で貿易の理論、歴史、政策を総合的に考察し、またWTO、FTA、地域貿易統合などの問題を取り上げます。現代の資本主義経済の現状と問題点を把握し、将来を見極める力を養うことを目標とします。
 ミクロ視点では国際マーケティング論特論と貿易商務論特論において国際マーケティング、国際経営、貿易商務に関わる諸問題を理論的、実証的に考察します。国際ビジネス・コミュニケーション論特論と国際ビジネス交渉論特論においては国際ビジネスの現場で必要となるコミュニケーションと交渉に関わる基礎理論の習得と応用力の向上を目標とします。


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