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日本近代の文芸研究、病と人間の文化研究、死生観の研究、石川啄木研究
日本の近代文化、病と人間の文化史、日本人の死生観
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生老病死は人間の宿命である。病になることは好ましいことではない。しかし、病むことにより、家族や自己との対話を通して命の輝きを知ったり、また真の自己に出会うことができるとするなら、病むことは私たちを成長させてくれるものである。そのようなことを描いた作品こそ、すぐれた文化遺産というべきものであろう。「地域文化研究特論Ⅰ」の授業では、作品の分析や病の解説を通して、病と人間の文化史を考えることを目的とする。具体的には、結核の文化史、ハンセン病の文化史、脚気の文化史等の身体の病の文化史。また、摂食障害と引きこもり、EDと不感症、ヒステリー、幻視・幻聴、アルコール依存症等の心の病の文化史。さらに、癒しの文化史や治療文化等を予定している。
『啄木日記を読む』(新日本出版社・2011年) 『新版 こころの病の文化史』(おうふう・2008年) 『石川啄木 その散文と思想』(世界思想社2008年) 『石川啄木 国際性への視座』(おうふう・2006年)
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