鳥居　高 TORII Takashi

多民族国家の社会安定装置について、市民権、政党，選挙、経済テクノクラートイスラームなどに焦点を当てている

世界に数ある多民族国家の中でも、比較的穏やかで安定した社会が続く東南アジア諸国と20年ほどつきあってきました。それぞれの社会には安定させる「仕掛け」と「工夫」があり、そこに人間の英知というものが働いています。民族間紛争、宗教・異文化対立といった言葉は、報道でしか見・聞きしない“遠い世界”の出来事ではありません。情報に対するアンテナを張り、想像力をはたらかせることにより、新しい世界は見えてきます。

『マハティール政権下のマレーシア：「イスラーム先進国」をめざした22年』（アジア経済研究所・2006年）編著
『アジア中間層の生成と特質』（共編著・アジア経済研究所・2002年）
『岩波講座　東南アジア史9巻』（岩波書店・2002年・共著）
『転換期のASEAN』（共著・日本国際問題研究所・2001年）