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問題分析ゼミナール(3年生)紹介[髙橋 華生子]

明治大学情報コミュニケーション学部 分析ゼミナール(3年生)紹介
髙橋 華生子 専任講師 
(主要担当科目)国際開発協力論

≪学生へのメッセージ≫

 一言でいうならば、「やっぱり世界は面白い!」のです。実際に現地に赴いて、自分の身体を使って調べたりすると、その面白さは何十倍にも大きくなります。一緒に現場に出て、フットワークを活かした学びの楽しさを体験しましょう。
■研究テーマ
「持続可能な開発目標(SDGs)」時代における都市の開発を考える
■研究内容
 21世紀は「都市の時代」と呼ばれています。都市はヒト・モノ・カネなどの資源をひき付ける成長のエンジンであり、新しいイノベーションやカルチャーが花開く舞台として発展し続けています。その一方で、都市は貧困・格差の拡大や異なる集団・個人の衝突といった社会問題が噴出・顕在化する空間であり、さらには気候変動や自然災害、テロ・犯罪にさらされる脅威も大きくなっているのが現状です。
 では、グローバル化が進む中で、創造性を生みうる都市の可能性を探りながら、公正で安全な環境を作る・保つにはどのような開発が求められているのでしょうか。このゼミでは、日本を含む先進国に加えて、成長著しい新興国や途上国にも目を配ることで、世界の都市で何が起きているのか、そしてどういった開発戦略がとられているのか、こうした点を国際的な視座から分析することに取り組んでいきます。
 なお、このゼミでは、日本と世界の都市における開発の現状や実践されているアプローチを理解するため、現地でのフィールド調査を計画しています。状況が許せば、海外(アジア域内)の都市に赴く機会を設けたいと考えていますが、それが困難な場合は、国際的な比較研究を進めながら、国内の都市におけるフィールド調査の実施を受講生とともに追求していきます。加えて、近郊の街歩きなどをおこなうことで、身近な事例からも国際的な動向を捉えていきたいと思います。
 このゼミでは、国際的なバランス感覚とコミュニケーション力を養うため、ツールとしての英語の習得を重視します。上述のフィールド調査も英語で準備・実施しますので、海外の現場で繰り広げる対話を通して、コミュニケーションの意義と楽しさを掴んでいきましょう。
その他(学生へのアドバイス)
 「学ぶ・考える・動く」を貪欲に追求する学生へのサポートは惜しみません。国内外でのフィールド調査に興味があり、主体的に関わる学生を歓迎します。受講生が積極的にアイデアやトピックを提示しながら、自分たちでゼミを作り上げていって下さい。