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学際科目群

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情報コミュニケーション学
この授業は、複数の学部の教員がコーディネーターを担当しており、それぞれ魅力的なテーマを設定して授業を展開しています。また授業形式は、メディア授業・対面授業・メディアと対面を半々に行う授業、の3つを展開し、「現代アメリカの社会と文化」「超域文化としてのファッションを中心とする流行」「災禍をめぐるコミュニケーション」などのテーマのもとに、学際的に研究する講師陣、現場の実務家などをお呼びして授業を行っています。
各専門の講師陣の多角的な視点による講義を聞き、問題点の着眼点、そのアプローチ方法、成果などを学ぶことで、考える力を身に着けます。また、社会人になっても役立つ教養や、国際的、学際的視点から分析、解決できる能力を身につけることを目指します。
 
履修した学生の感想
情報コミュニケーション学は、担当の先生によって内容の異なる講義で、興味のあるテーマを選択でき,各回の講師としてそのテーマにかかわる著名人に話を伺うことができるのが魅力です。私の場合、SFをテーマに著名人の方をお呼びして話をしていただき、SFに関する深い知識を身につけられました。興味があるだけでなく、そのテーマに関して自分で考察してみたいという人にはたまらない講義のはずです。

専門科目群

1・2年次は「社会科学」「人文科学」「自然科学」の3つの枠組みから,3・4年次は「社会システム」「文化と表象」「人間と環境」の3つの枠組みから自由に選択し受講できます。
 

社会システム

情報政策論A・B



 「情報政策論A」では、政治学の観点から通信・放送政策の重要なテーマについて政策過程の分析を中心に解説します。本科目はメディア授業であるため、個々人のペースで学べる利点があり、基礎的知識を習得することに重点を置いています。半期の講義を通じて歴史的文脈を理解し、日米比較政策研究の視点を養えるでしょう。「情報政策論B」では、アメリカと比較することにより、ICTの利活用に関する日本の現代的諸課題について自ら考える思考力を伸ばすことが目標です。また、「情報政策論B」は対面授業の良さを最大限に活用して、ゲストスピーカーをお招きする機会を作り、グループ討論や履修者によるプレゼンテーションを重視しています。
履修した学生の感想
 情報政策論A・Bは日本とアメリカの通信・放送の歴史や重要な争点を比較的視点から学ぶことができる講義です。日本では省庁が主体となって進む通信・放送の政策が、米国では対立する二大政党やFCC、非営利団体といった様々なアクターが関与して進められることなど、比較的視点から見ると非常に興味深いことを多く学べます。さらにこの講義では、社会を支える放送・通信の歴史や政策を学ぶことで急速に発展する情報社会の根幹を理解することができ、日米の通信・放送分野の問題を網羅的に解決する能力を身に着けることができます。
メディア論



「メディア」というとテレビやラジオなどのメディア技術、新聞や雑誌といったマス情報媒体、ひょっとするとケータイやインターネット(ブログ・ソーシャルメディア)といったコミュニケーション技術のことをイメージすると思います。もちろんそういうテーマも取り上げますが、この講義が想定している「メディア」の範囲はもっと広いものです。みなさんがふだん意識することなく使用している「ことば」(会話・文字)もれっきとしたメディアですし、また身体(ジェスチャー・身だしなみ・振る舞い)や人がまとっている“空気”ですらメディアといえます。「メディアとは何か? 」という、情報コミュニケーション学にとって重要な問題を、この講義でじっくり考えてみませんか。
履修した学生の感想
この授業では「メディアとは何か?」を考えます。「こんな視点で考えたことなかった!」という気付きがたくさんある授業で、今までに持っていなかった視点や考え方を得ることができます。受講後には、それまで自分の持っていたメディア観ががらりと変わることでしょう。また、経験と知識が豊富な大黒教授のお話はとても面白く、授業中は笑いが絶えません。メディアについてじっくり考えたい人におすすめの授業です。

文化と表象

異文化コミュニケーション史



この講義では、異文化コミュニケーションの様相を歴史的文脈から見てゆきます。日本人と韓国人、日本人と中国人、友達同士のコミュニケーションは良好であるにもかかわらず、国家や政治がからむと、なぜギャップや「反」というバイアスがかかるのでしょうか。歴史学は過去に拘泥するものではありません。現代社会を相対化し、よりよい未来を指向するために、現代社会で起こる様々な問題を歴史の文脈から理解してゆきましょう。
履修した学生の感想
この講義では、豊臣秀吉の朝鮮出兵や近松門左衛門の作品・吉田松陰の思想などから、かつての日本人が中国や「朝鮮」といった他者をどう認識していたかを知っていきます。主に江戸期に生きた人々に関する具体的な情報を踏まえ、「自分とは異なる文化を持つ人々と話すときは何に考慮できるか?」という普遍的な問いへの答えを各自で考えるハードで楽しい講義です。

人間と環境

ネットワーク社会論



「ネットワーク社会論」は、人と人、人と集団、あるいは集団と集団の間を結ぶ社会的なつながり(社会ネットワーク)に対する理解を深めるための科目です。私たちは、他者とのつながりなしにこの社会を一人で生きてゆくことはできません。そのため、ネットワークがどのように私たちの社会生活に関わっているのか、あるいは私たちの行動や思考にどんな影響をおよぼすのかを理解することはとても重要です。またこの科目では、「社会ネットワーク分析」と呼ばれる、つながりの構造を計量的に分析する手法の基礎を身につけます。
履修した学生の感想
この授業では、私たちにとって最も重要である、人とのつながりについて学ぶことができます。誰もが経験するであろう「世間は意外に狭い」と感じるこの現象、“スモールワールド現象”など、身近な事象を分析できるのがこの授業の面白さです。いつもとはちょっと違った視点から社会を見たい人におすすめの授業です。

外国語科目群

高度情報社会が国際化社会であることから当然のように要求されるスキルです。英語のほか、フランス語、ドイツ語、中国語、朝鮮語、スペイン語、タイ語が学部で履修できるほか、それ以外の言語も学部間共通科目を利用することで履修可能です。
英語コミュニケーション



This course teaches English communication skills so that students can use English to interact appropriately with people from around the world. Students study how English is used in informal and formal settings so that they can achieve their communication goals.
履修した学生の感想
I believe everybody have dreamed of speaking English once, but most of you cannot have opportunities to make this happen. English Communication is not an usual English class. This class is organized and directed by students who learn English by speaking and communicating with others. In the process of thinking and communicating in English, you will naturally become a confident English speaker. The only thing that you need is strong enthusiasm for speaking it! I highly recommend 英語コミュニケーション for all of you who want to speak English!!
Some students study abroad after taking this class with definite confidence. Let’s have fun!!

研究方法・表現実践科目群

情報リテラシー科目

高度情報社会には欠かせないメディア技術に関する基礎知識とスキル。そして、その知識とスキルを生かすためのリテラシーを学びます。
プログラミング実習



私たちはなんらかのソフトウェア=プログラムを通してコンピュータを利用します。したがって、プログラムがどのように動作し、どのように作成作成されるのかを理解することは、コンピュータに対する理解を深めるために重要です。この科目では、プログラミング言語としてJava言語を用い、実習を通してプログラミングの基礎を学びます。
履修した学生の感想
この授業ではJavaというプログラミング用の言語を使ってプログラミングについて学びます。先生が丁寧に説明をしてくださるのでプログラミング初心者でも理解しやすいのが特徴で、自分のプログラムが正常に動くと、とても授業が楽しくなります。プログラミングはある程度できれば社会に出たときにも役に立つと思うので、パソコンが得意でない人も、得意な人にもおすすめの授業です。

日本語表現科目

日本語表現



 日々私たちは自分とは異なる経験、背景をもつさまざまな人々に出会っています。「日本語表現」では、他者の考えを正確に理解し、自分の考えを人々にわかりやすく伝えるための方法や技術を体得し、本学部の目指す教育目標の基礎を培うことを目指します。「日本語表現Ⅰ」では、「書くこと」に焦点を絞り、日本語表現の諸形式を学び、目的や状況に応じた日本語での作文の技術を身につけます。「読むこと」を中心とする「日本語表現Ⅱ」では、さまざまな形式による日本語表現の読解を通じて、日本語を取り巻く多様なテーマについて考察し、自らの思考を複数の表現形式にまとめる実践も行います。
履修した学生の感想
 以前の私の文章は、ただ意見を記すだけというかなり身勝手なものでした。この授業を通して、自分の意見を相手に伝え、納得してもらうにはどんな文章がよいのか、深く考えながら書くようになりました。今も根気が必要で苦労しますが、書き終わった時の達成感は大きいです。説得力のある論理的な文章力が身につくので、文章を書くことが得意! と自信をもっていえるようになりました。

クリエイション科目

デジタル・アート



 私たちは自分の考え、感情などを常に表現して生活をしています。その意味では誰もが表現者であり、クリエイターであるといえます。これまで作曲は専門的な訓練を積まないと不可能だと考えられてきました。
しかし、今日のテクノロジーの進歩により、パソコン一台で誰もが創作者になることが可能になりつつあります。パソコンのソフトウェアを用いた音楽制作の実践を通じて受講者自身の表現力と創造性を高められる授業を目指しています。
履修した学生の感想
パソコンを使った作曲法や音楽論などの知識を身につけながら、作曲の基礎から応用までを一年を通して学びます。ロック、ダンスミュージック、ポップスなど、自分のつくりたい楽曲を課題として制作できるのはとても楽しく、学びに身が入りました。
音楽をつくってみたい人、より深く理解したい人など、初心者から上級者まで音楽が好きな人にはぴったりの授業だと思います。
身体コミュニケーション
 沖縄では、旧盆になると、太鼓をもった若者らが勇壮な舞「エイサー」を披露します。にぎやかな舞と太鼓の響きは、先祖の霊をもてなし送り出すという重要な役割をもっています。また、その芸能の魅力は沖縄系移民によって世界各地に伝えられ、移住先の文化と融合し「新エイサー」“New Eisa”と呼ばれる新たな太鼓パフォーマンスを創造しています。この授業では、エイサーの実習を通し、「身体」による「表現力」や「コミュニケーション能力」を身につけるとともに、受講生の感性を生かした作品づくり「創作法」を習得します。
履修した学生の感想
沖縄で古くから伝わる伝統芸能「エイサー」を通じ他者との交流を図り、普段とは違った形でのコミュニケーションというものを実践することが出来る授業です。「ことば」ではなく踊りを踊ったり、太鼓を叩いたりすることにより相手に対して自分を表現することの難しさというものを僕自身最初は感じたのですが、グループワークやみんなで踊りを創作していくことにより新たな自己表現の形の発見やコミュニケーションの奥深さを知ることが出来ました。 

インターンシップ科目

職業選択や自己表現をサポートするために、キャリアデザイン・インターンシップ等を設置しています。

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インターンシップ
インターンシップとは、情報コミュニケーション学部の多様なカリキュラムと、社会のさまざまな組織(企業等の受入機関)を結びつけるプログラムです。それをつなげるのはあなた自身です。みなさんは、それぞれ将来の希望(人間形成も含めて)を持っているでしょう。その豊かな情熱を基礎に学問に取り組み、そして実践の場(インターンシップ受入機関)で学問を高め、あなた自身の見方・考え方・社会人としての品格など多彩な能力を身につけることを期待しています。また、本学部にはキャリア関連の科目も編成。1年次には、働くことの意味や環境について知り、第一線で活躍している方々から、仕事や学生時代についての話を聞くことができる「キャリアデザイン」を。2年次には、インターンシップ実習の意義を考え、ビジネスマナーを習得するための「インターンシップ入門」を。3年次には、高度情報社会を牽引する企業から与えられた課題に対して、グループワークを通じて解決策を提案することで、リアルなビジネスの機会を体験する「インターンシップ」を置くなど、充実したプログラムを提供しています。
インターンシップ授業スケジュール
  • インターンシップ履修希望者向けガイダンス・履修登録(4月)
    履修希望者向けの説明会を実施します。
  • 実習先決定(6月)
    インターンシップ実習を行う企業等を決定します。
  • 事前指導(6月)
    ビジネスマナー研修やプレゼンテーション研修を数回実施します。
  • 実習事前学習レポート提出(7月)
    学生は、実習前に、実習の目的及び内容、実習先の概況について調べます。
  • 実習(8月~9月)
    受入先企業等で、実習を行います。実習期間は受入先により異なりますが、2週間程度行います。
  • 実習日誌・実習体験レポート提出(11月)
    学生は、実習後、実習日誌及び実習体験レポートを作成します。
  • 実習報告会(11月)
    学生や教員、実習中お世話になった企業等受入担当者をお招きして、実習参加学生による実習報告会を開催します。学生は、インターンシップ実習を通じて学んだことをプレゼンテーションします。本報告会において、実習の振り返りを行います。
履修した学生の感想
仕事とは具体的に「何をやっているのか」というのはよく分からない。それを知るために、インターンシップに参加しました。IT系の企業で、仕事の内容はwebの仮想サーバを作ること。ほとんど知識ゼロだったので不安でしたが、担当の方に丁寧に教えてもらったおかげで、少しずつできるようになりました。途中、手引書を上司にチェックしてもらったときに、多くの間違いを指摘され、製品だということを忘れていたことを痛感し、責任を自覚しました。実習では、「責任感の大切さ」と「何で働いて生きていくかを真剣に考えていかなければいけない」と考えました。