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ドアン・レ・ハイ・ゴック(DOAN LE HAI NGOC)

 aoki

 
卒業年月
2015年 3月 (4期生)
所属
東京急行電鉄株式会社(東京都)
出身地
ベトナム

1 現在の仕事

 東京急行電鉄(東急電鉄)で働いています。現在は入社1年目で、まだグループ会社での研修期間が終了していないのですが、将来は日本の鉄道会社の社員として、駅を中心とした長期的な街づくりを母国ベトナムに輸出したいと思います。

2 国際日本学部での学生生活

 私にとって、国際日本学部での学生生活は自分自身が大きく成長できた、実りのある4年間でした。私は5歳から8歳の頃に親の仕事の事情で日本に住んでいたことから、高校時代は「大学で日本と世界について学び、将来は日本と母国ベトナムを繋ぐ仕事をしたい」とぼんやりとした目標を持っていました。また、好奇心が強いことから一つの分野に特化するのではなく、日本や世界の産業、思想を幅広く学びたいと考えていました。
 そのような思考の下に志望した国際日本学部は、私の学習意欲を十分に満たしただけではなく、人生のビジョンの構築にも大きな影響を与えてくれました。学部では1週間に8コマある英語の授業で、国際的な舞台でも通用する英語能力を培い、日本と世界各国の文化、経済、社会システムの比較を行うことで国際関係・国際交流や今後の日本の在り方について日々考えさせられました。
 また、課外活動では学部の国際交流学生委員会とボランティアサークルに参加し、その活動の一環として被災地に公園を建設するプロジェクトに参加したり、世界各国から来た留学生と日本人学生が交流する場づくりを行ったりしました。上記の経験から私は、自分の想いを地図に落とし込んで、「働く」、「暮らす」、「遊ぶ」という人々の人生に深く関わり、彼らが日常生活の中で新しい発見や価値観を得られるような場を日本国内外問わず創りたいという明確な想いを持ち始めました。
 この想いは、都市開発学や国際協力学について更に理解を深めるために東京大学大学院に進学し、就職活動において地域に密着した街づくりを日本と海外で行っている複合企業体・コングロマリットの鉄道会社に就職をするきっかけにもなりました。

3 学部生へのメッセージ

 在校生の皆さん、それぞれ残された時間はばらばらですが、私が国際日本学部で今に繋がる大きな一歩を踏み出したように、皆さんも大学生活で、自分の感性やアンテナを研ぎ澄ませて新しい何かをキャッチし、素晴らしい未来を切り開いていただきたいと思います。
(2017年8月掲載)