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井上 なつみ (INOUE NATSUMI )

 aoki

 
卒業年月
2016年3月(5期生)
所属
スターバックスコーヒージャパン株式会社
(東京都)
出身地
日本 東京都 

1 現在の仕事

 人々の心に活力をもたらし、日常に火をつける。これが私の仕事です。
 スターバックスを訪れる全てのお客様の毎日が少しでも明るくなるように、一杯のコーヒー、くつろげる空間、人とのつながりを通じて、全員で最高の瞬間をつくり出すために日々邁進しております。
 人材育成、売上利益管理等、様々な大切な仕事がありますが、スターバックスは高品質なコーヒー豆の持続的な供給のために、様々な取り組みを行い続けています。一杯のコーヒーに溢れる情熱と共に、お客様に生産地の方々の思いを伝え続けることも私たちの仕事のひとつです。
 日常に変化をもたらし、成長と喜びが生まれる場をつくり出したい。そんな思いで私はこの会社で働いています。

2 国際日本学部での学生生活

 自分がこの学部に入ったきっかけは、自分好きなことをひたすらに勉強したかったから。アニメ、漫画、ファッション、英語を学問として根本から学ぶことができるのはこの学部しかない。そう思ったからです。
 1、2年次はひたすらに英語を学び、アウトプットしていく力を身に付け、3年次以降は自分が極めたい専門分野を選んで突き詰めていきました。宮本ゼミ生として私が最終的に卒業論文のテーマに選んだのは自分が最も溺愛するアーティスト、「椎名林檎」についてです。好きなものを好きなだけ学びに変えられる面白さと、カルチャーという漠然としたものを研究する難しさを体感する4年間になりました。
 私の大学4年間はそれだけではありません。「日本一」に向かって本気で熱中する先輩たちに憧れ、体育会女子ラクロス部に所属し、二年連続で全日本選手権大会優勝を果たしました。週5日ほぼ始発でグラウンドへ向かい、昼すぎまで練習をこなした後、午後学校へ向かい授業を受け、夕方から終電までアルバイトという毎日を過ごしていました。そんな多忙な日々を過ごしてまでも、本気になることがいかに楽しくて悔しくて感動的であるかを教えてくれた4年間でもありました。

3 学部生へのメッセージ

 将来したいことがない。何になりたいかわからない。そんなの当たり前です。まずは、自分が何に価値を見出し、何を重要視していて、将来どんな自分になりたいのかをしっかり考えてください。新しいことにも、無駄なことにも、色んなことに挑戦し続けてこそ、「最も力を発揮できる場」は見つかるはずです。
 好きなことは仕事にするな、という言葉を聞いたこともありますが、私は好きなことでないと本気になれないと思っています。就職は決してゴールではありません。が、大人になるということは、自分たちのために、誰かのために本気になれることだと私は考えます。
 社会人は楽しいです。本気で、やりがいをもって、好きなことに熱中できる、それが誰かの力になるって素敵なことだと思います。みなさんも、そんな大人になってくださいね。

 
(2017年9月掲載)