Go Forward

国際日本学部

国際日本学部からの発信<第一弾刊行>世界と日本、そして第一期生へ!

2008年05月28日
明治大学

  『[ニッポン学]の現在 −GENJIからクールジャパンへ− 』

    明治大学国際日本学部編
    発行:角川学芸出版(発売:角川グループパブリッシング)
    四六判,並製,285頁,定価1800円(税別)


第1部 クールジャパン:最前線からの発信
 第1章 ヴィジュアル・カルチャー事始  高山 宏
  1.日本視覚文化論チャート
  2.「架橋」のメタファー
  3.「マニエリスム」が鍵
  4.「ザ・ピクチャレスク」

 第2章 西園寺公望のパリ体験      鹿島 茂
  1.日本人の異文化体験のパターン
  2.西園寺公望のフランス留学志願
  3.パリ.コミューンと西園寺
  4.西園寺の正統的な、だが日本人には異色の留学体験
  5.光妙寺三郎との交遊
  6.留学が長くなった理由
  7.留学資金の出所
  8.クレマンソーやガンベッタなどとの交遊

 第3章 「日本的な」を理解する視座     小笠原 泰
  1.グローバルパラドクスと『日本的な』の理解
  2.『日本的』とは何か・・・日本的なるものの腑分け
  3.理解から行動へ
  4.日本というアイデンティティの相対化にむけて

 第4章 日本の都市風景とサブカルチャー   森川嘉一郎
  1.女性と洋風化
  2.「おたく」と秋葉原
  3.おたく文化と〈日本〉

 第5章 メディア技術が変える日本発コンテンツ  長谷川文雄
  1.注目を浴びてきた日本のコンテンツ
  2.台頭してきたコンテンツ産業
  3.ハイテク技術との連携
  4.コンテンツによる新たな価値創造


第2部 グローバルな日本研究事情:海外からの受信
 第1章 イタリアにおける日本研究の歴史・現状・課題
   カ・フォスカリ大学東アジア学研究所准教授 ローザ・カーロリ

  1.19世紀中葉以降の日伊交流
  2.多分野におよぶ日本学の現状と課題
  3.これからの日本研究の国際的課題

 第2章 オーストリアにおける日本研究160年の歩み
   ウィーン大学東アジア研究所長 セップ・リンハルト

  1.ウィーン大学が経験した3つの時代
  2.日本学科のカリキュラムと課題
  3.日本の研究者への期待と要望

 第3章 戦後アメリカの大学における日本研究事情
   カンザス大学東アジア言語文化学部現代日本文学准教授
                           イレイン・ジェールベル

  1.冷戦と日本研究
  2.博士課程の学生の動向
  3.日本の国際日本学研究に思うこと

 第4章 中国1700年の日本研究と現代
   北京大学日本研究センター主任 李 玉

  1.時代と共に揺れ動いた日本研究の歩み
  2.日本研究の広がりと研究課題
  3.中国の日本研究に求められるものは

 第5章 ドイツの日本研究を担う大学・研究機関・学会
   ミュンヘン大学アジア学科教授 エーヴェリン・シュルツ

  1.長崎の出島から大学膨張までに300年
  2.ドイツにおける日本研究機関
  3.日本における国際日本学に期待するもの

 第6章 日蘭交流史における日本研究の歩み
   ライデン大学日本学・韓国学研究センター准教授 マルガリータ・ウィンケル

  1.オランダにおける日本研究の系譜
  2.日本研究に関する学術機関の現状
  3. 日本における日本研究への期待・要望 
 
 第7章 イギリスの日本研究をリードしてきた大学
   ロンドン大学アジア・アフリカ研究所日本史講師 アンガス・ロキア

  1.SOAS:中心的な日本研究機関
  2.日本研究史上の4つの波
  3.誇るべき成果と憂慮すべき課題