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国際日本学部

山脇ゼミがオーストラリアに研修旅行に行きました

2018年09月24日
明治大学 中野教務事務室

リンダ・フォード氏による初日の講義リンダ・フォード氏による初日の講義

メルトン市議会議場で市長、市議らとメルトン市議会議場で市長、市議らと

バララート市議会議場で副市長とバララート市議会議場で副市長と

在メルボルン総領事公邸での松永総領事による講義在メルボルン総領事公邸での松永総領事による講義

ロビン・スコット・ビクトリア州多文化主義担当大臣とロビン・スコット・ビクトリア州多文化主義担当大臣と

メルボルン大学で講演する山脇教授メルボルン大学で講演する山脇教授

ヘレン・カパロス・ビクトリア州多文化委員会委員長による講義ヘレン・カパロス・ビクトリア州多文化委員会委員長による講義

国際日本学部山脇ゼミ(3年生12人)が、2018年8月26日から9月1日にかけて、オーストラリアで多文化共生に関するフィールドワークを実施しました。

ビクトリア州の州都であるメルボルン市を拠点として、欧州評議会が進める「インターカルチュラル・シティ(多文化共生都市)」のネットワークに加わっている同州のメルトン市とバララート市を視察しました。

メルトン市とバララート市では、市議会や図書館、若者向けの施設などを訪問しました。施設によっては難民やストリートチルドレンを受け入れるような場所もありました。またどちらの市でも市長や副市長からお話を伺うこともでき、両市が行なっている多文化共生政策(インターカルチュラル政策)についての理解を深めることができました。

メルボルン市では、在メルボルン日本国総領事公邸を訪問し、松永一義総領事から日豪関係や外交官の役割についてお話を伺い、ビクトリア州政府の多文化主義担当大臣や首相・内閣府多文化主義・社会包摂部のコミュニティ参加課長、教育研修省幼児学校教育部の国際教育課長、国際教育に力を入れている中学・高校、移民博物館などを訪問しました。

オーストラリアは人口の約25%が外国生まれであるため、今回訪れたメルボルン市内では多様な民族の人たちを見かけました。またそういった移民だけでなく、難民の受け入れにも積極的であることが印象に残りました。図書館など、訪問した多くの施設が市民のためのコミュニティスペースとされていて、日本は多文化共生政策を進めるなかで、こうしたどんな人でも住みやすい街づくりをめざすべきだと感じました。

最後に、今回の視察のプログラムを組む上で、松永総領事とオーストラリアのインターカルチュラルシティの専門家であるリンダ・フォード(Lynda Ford)氏、そしてメルトン・バララート両市の担当者の皆さんに大変お世話になりました。あらためてお礼申し上げます。


(国際日本学部3年 奥澤絵理紗、天野綾香)