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世界で活躍する開発コンサルタントと語る会を学生が企画・運営しました!







2019年11月5日に、(一社)海外コンサルタンツ協会(ECFA)のご協力を得て、世界で活躍される国際コンサルタント8名と『SDGs「質の高い教育をみんなに」』をテーマにワークショップを実施しました。グローバルな課題解決に取り組みたい、国際協力、開発教育に関心の学生と、世界を舞台として活躍する8名の開発コンサルタントが共に、グローバルな課題を考えるとても良い機会となりました。

本ワークショップは、岸ゼミの児玉・堀田・内田の3名が企画・運営をしました。国際協力に関心のある学生にも参加してもらいたいと、国際協力人材育成プログラムと共催し、他大学・他学部の学生にも参加いただきました。

ワークショップ前半では、「質の高い教育」とは何か、何が課題となっているのか、そのためのソルーションは何か?など、開発コンサルタントが関わる実際の現場を事例として、理解を深め、ワークショップ後半では、デザイン思考についてみんなで学び、パレスチナの教育を事例として、学生と開発コンサルタントが、「教育の質とは何か?」本質的な問いからスタートし、具体的なソルーションを出し合いました。    

以下に、本ワークショップを企画・運営してくれた3名の学生からの報告をご紹介します。
また当日の様子は以下の映像からご覧になれます。
(担当:国際日本学部 岸磨貴子)


堀田栞奈(国際日本学部3年生)
この度のワークショップは、開催にご協力くださった開発コンサルタントの皆様からも、参加者の方々から好評をいただき、たいへん嬉しく思っております。皆様、ありがとうございました。
 今回の会は、参加した学生の”giveする力”に感銘を受けました。普段は学生が大人から学びとる、という座学スタイルが一般的かと思いますが、参加者の学生はお話を前のめりになって聞いたり、積極的に質問したりと、会場全体が全員のコメントを歓迎する素晴らしい雰囲気であったと思います。もちろん、国際協力分野の最前線でご活躍されている開発コンサルタントの方々から、なかなか聞けない興味深いお話をお聞きすることができ、非常に貴重な経験となりました。それと同時に、多くの参加者から、学生目線で素直な疑問や活動に対する提案が活発にされる場面がたくさんみられ、自分が学ぶという受け身な姿勢ではなく、問いを持ったりコメントしたりする”参加(=give)”の姿勢が場をさらに盛り上げていた印象を受けました。
 開発コンサルタントの方が、学生の目線で一緒にお話しくださったので、和気藹々とした楽しい雰囲気で、会を進行することができました。皆様のご協力およびご参加に改めて感謝申し上げます。

児玉 和也(国際日本学部3年生)
まず始めに今回のワークショップは多くの方々の支えもあり、無事に成功させることができました。関わってくださった方々にこの場をお借りして御礼申し上げます。
 今回のテーマは「教育」を主体として、様々な分野(ビジネス、職業訓練、コミュニティ開発、農業メディア)に対して問題提起し開発コンサルタントの方々と解決策を見出していく、といったものでした。
 ワークショップ開始当初は「開発コンサルタント」という堂々たる肩書を持つ方々に萎縮気味であった私たち学生ですが、岸ゼミ生によるアイスブレイクなどを通し距離を縮めていくことができました。またこの効果もあり学生からコンサルタントの方々への質問も多くでるようになり、全体を通しより中身のある充実したワークショップとなりました。
そしてワークショップを通じ実感したことは「知らない・分からない、が生む可能性」でした。今回のワークショップには企画として参加させてもらいましたが正直なところ、テーマ内容については全くの無知でした。しかし、そのことにより与えられた情報にバイアスを持つことなく、客観的に捉えることが出来ました。またディスカッションや発表に際しても、「分からない」をさらけ出すことでより自分にも他人にもより砕かれた説明がもたらされることに気づきました。避けがちな「知らない・分からない」が「知る・分かる」を創出する瞬間を目の当たりにした貴重な時間となりました。
内田美鈴(国際日本学部3年生)
はじめに、この会の企画を提案してくださった先生、参加してくださったコンサルタントの方々、学生の皆さん、ご協力ありがとうございました!ワークショップをデザインしていくのは私にとって初めての経験で、慣れず不安もありましたが、最終的に素敵な時間が作れたことを大変嬉しく思っております。
 今回のワークショップでは、コンサルタントの方々、学生の皆さんが、双方向から前向きに参加していただけたことがよかったと思います。私は国際協力に興味を持っていたものの、開発コンサルタントという仕事について知らないことも多かったです。そんな中で、開発コンサルタントの方々が学生の意見に歩み寄って議論を進めていってくださったため、学生も臆せず参加することができました。また、学生も常に問いを持ち、その場で解決に取り組んだことで、新たな学びを増やしていくことができました。このワークショップで一緒に考えたことを、他のゼミ生にもシェアして、更なる学びに繋げていけたらと思っております。最後になりますが、参加してくださった皆さん、改めてご協力ありがとうございました!