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国際日本学部 山脇ゼミが中野区と連携し、「やさしい日本語」を使った国民健康保険の動画を制作

国際日本学部 山脇ゼミが中野区と連携し、「やさしい日本語」を使った国民健康保険の動画を制作

2020年5月28日



「多文化共生のまちづくり」を研究テーマとする山脇ゼミでは、「やさしい日本語」の普及活動をしています。やさしい日本語とは、誰にとっても分かりやすいように、簡単な語彙や文法で、短くはっきりと話す日本語のことを指します。

今回は、中野区の外国人住民に対して国民健康保険の加入手続きを「やさしい日本語」を使い、分かりやすく説明する動画制作に取り組みました。昨年の夏から、中野区保険医療課に相談しながら、どのような動画内容であれば役立つものになるのか考え、一から作り上げていきました。
この動画が、区役所職員そして外国人住民の皆さんに役立ち、「やさしい日本語」の可能性が広く伝わるきっかけとなれば嬉しいです。

以下の全四編を作成しました。

国民健康保険(1)-国民健康保険ってなーに?
国民健康保険(2)-加入手続き編
国民健康保険(3)-保険料編
国民健康保険(4)-Q&A編

これらの動画は山脇ゼミのYouTubeアカウントからも閲覧することが可能です。
https://www.youtube.com/channel/UC7WA0ZRZnOrNgy892isgQEw

制作:明治大学国際日本学部 山脇ゼミ
編集:河合知世、藤本はるな
出演:小林雄大、イ・スンジュ
ナレーション:勝部未紗子(いずれも国際日本学部4年) 
監修:中野区保険医療課

 
 【本動画を制作した学生のコメント】

今回の動画制作は自分にとって初めての挑戦でした。動画編集を一から学ぶことや、国民健康保険について自分自身が理解を深めることに難しさを感じた時もありましたが、いろいろな方に協力いただけたからこそ、完成させることができたのだと思います。この動画の発信をきっかけに、「相手に伝わる言葉で話そう」という意識が中野区全体に広がり、誰もが暮らしやすい地域づくりに貢献できたら嬉しいです。 (河合知世)
 
これまでも私たちは多文化共生のまちづくりを進めるために何ができるか考えてきましたが、今回の動画制作では、実際に外国人住民の方々や自治体の方々が何に困っているのか、現場のリアルな様子をよく知ることができたと思います。同時に、やさしい日本語の必要性をこれまで以上に感じることができました。また、情報をやさしい日本語に翻訳する際には、情報の正確性を守るためにも、慎重な言葉選びをする必要があることも学びました。今回制作した動画で、少しでも中野区の多文化共生の促進に寄与できたら嬉しいです。 (藤本はるな)
 
 今回、国民健康保険に関する動画制作の出演者として手伝わせていただきました。初めての出演者の役割でしたが、誰にでも伝わり、できるだけ日本語が難しくならないよう、ゆっくりと分かりやすく喋ることを意識しました。正直、日本人の私でも、国民健康保険に関して少し難しい部分があったり、知らないところもあったので、外国の方にとってはもっと難しいことだと思います。そういった方々の、少しでも力になれれば良いと思いを持ちながら、今回ゼミの仲間と一緒に、動画を制作できて良かったです。 (小林雄大)
 
 日本語や制度についてまだ慣れていない外国人の方々に役に立つプロジェクトに参加できて、とても嬉しく思います。私も日本に来たばかりの頃はこのような情報を得ることに大変苦労した経験があったため、この企画の重要性を強く感じました。私たちの企画が中野区の多文化共生の新たな一歩となるよう、これからも頑張っていきたいと思います! (イ・スンジュ)
 
 今回は、ナレーションに携わらせていただきました。やさしい日本語に関しては勉強してきたつもりでしたが、やはりゆっくり話すなど基本的なポイントでもかなり注意する必要があり、難しかったです。この動画を通じ、中野区の国民健康保険に関して困る方が少しでも減ってくれればいいなと思います。中野区役所の担当者の皆さん、ありがとうございました。 (勝部未紗子)
  
国民健康保険(1)-国民健康保険ってなーに?
国民健康保険(2)-加入手続き編
国民健康保険(3)-保険料編
国民健康保険(4)-Q&A編