卒業生の声
国際日本学部 山脇ゼミが「やさしい日本語」でコロナ情報を紹介する動画を制作
2020年6月8日
山脇ゼミは「やさしい日本語」の普及活動を行なっています。やさしい日本語とは、誰にとっても分かりやすいように、簡単な語彙や文法で、短くはっきりと話す日本語のことを指します。今回、山脇ゼミ3年生(11期生)が、コロナウィルス感染症に関する情報をまとめた4本の動画を、外国人住民向けにやさしい日本語で制作しました。
まず、コロナウィルス感染症で困った時の相談窓口の情報を、生活編と仕事編に分けて制作しました。また、コロナ対策の一環として、生活福祉資金と住居確保給付金を借りる際の基準が低くなったので、その変更点を中心に動画を作りました。
新年度最初から大学キャンパスが閉鎖され、ゼミ生同士で集まって活動することができなかったため、不慣れながらもズームでミーティングを開き、パワーポイントのアニメーション機能を使って制作を進めました。4月末に開いたゼミ合宿の時に動画班を立ち上げ、社会のニーズが最も高いコンテンツは何かを考え、多くの人からアドバイスをいただき、完成させました。この動画がコロナウィルス感染症で困っている外国人の手助けになれば幸いです。
山脇ゼミYouTube アカウントはこちらです。
以下、本動画を制作した学生のコメントです。
コロナで困った時は? (渡邉夏美、高野真咲、塚田百音)
できるだけ簡単な日本語を使ったり、イラストを多く使ったり、外国人住民にもわかりやすいように作りました。新型コロナが流行している昨今、多くの情報が出回っているため、外国人住民にとってはどれが重要な情報だかわからなくなってしまうのではないかと考え、必要な情報だけをピックアップし、動画を制作しました。難しい情報をいかにわかりやすく説明するかという点に苦労しましたが、少しでも多くの方の役に立てれば嬉しいです!引き続き、外国人の皆さんの役に立つような動画を配信していきたいです。
生活福祉資金班 (菊島百佳、鄭惺録、吉鶴太聖)
今回の動画制作で私たちが意識して取り組んだのは、行政が提供する公式の情報をできるだけわかりやすい日本語にして、正確な情報を伝えるということです。普段当たり前のように使っている日本語を外国人の方々の目線に立って、やさしい日本語に書き換える作業に多くの時間を費やしましたが、このような取り組みが外国人がより住みやすい日本になるためには必要不可欠だと考えます。また動画というコンテンツの持つ、一度見ただけで情報がわかるという力を最大限に活かせるように、構成やアニメーションにもこだわりました。初めての試みで大変なこともありましたが、情報発信のツールとして動画制作を今後もゼミの活動として続けていきたいと思います。
住居確保給付金 (嵯峨るな、堀内亜沙子、鋤柄唯)
この制度を説明する際に一番意識したことは、日本語をできるだけやさしく説明することです。制度で使われる用語は固有名詞化されている漢字の熟語が多かったので、どこまでわかりやすい日本語で説明するか決めるのが難しかったです。また、ナレーションもはっきり簡潔にゆっくり話すことも心がけたりと、やさしい日本語動画だからこその難しさがたくさんありました。何度も修正して完成させた動画なので、たくさんの人に見てもらえたら嬉しいです。
最後に、自治体行政に詳しい阿部治子日本図書館協会多文化サービス委員会副委員長からいただいたコメントをご紹介します。
「外国人だけでなく、日本人にとっても役立つ動画だと思います。何よりも、異国で不安に感じている外国人の方々に寄り添い、あなた一人ではない、一緒に解決してくれる人がいるから安心してというメッセージが心に響きました。各地の自治体で上映会を開いたらよいのではないでしょうか。上映会には自治体職員を呼んで、実際にお金を受け取るにはどのような要件が必要なのか、説明が加わると良いと思います。」
まず、コロナウィルス感染症で困った時の相談窓口の情報を、生活編と仕事編に分けて制作しました。また、コロナ対策の一環として、生活福祉資金と住居確保給付金を借りる際の基準が低くなったので、その変更点を中心に動画を作りました。
新年度最初から大学キャンパスが閉鎖され、ゼミ生同士で集まって活動することができなかったため、不慣れながらもズームでミーティングを開き、パワーポイントのアニメーション機能を使って制作を進めました。4月末に開いたゼミ合宿の時に動画班を立ち上げ、社会のニーズが最も高いコンテンツは何かを考え、多くの人からアドバイスをいただき、完成させました。この動画がコロナウィルス感染症で困っている外国人の手助けになれば幸いです。
山脇ゼミYouTube アカウントはこちらです。
以下、本動画を制作した学生のコメントです。
コロナで困った時は? (渡邉夏美、高野真咲、塚田百音)
できるだけ簡単な日本語を使ったり、イラストを多く使ったり、外国人住民にもわかりやすいように作りました。新型コロナが流行している昨今、多くの情報が出回っているため、外国人住民にとってはどれが重要な情報だかわからなくなってしまうのではないかと考え、必要な情報だけをピックアップし、動画を制作しました。難しい情報をいかにわかりやすく説明するかという点に苦労しましたが、少しでも多くの方の役に立てれば嬉しいです!引き続き、外国人の皆さんの役に立つような動画を配信していきたいです。
生活福祉資金班 (菊島百佳、鄭惺録、吉鶴太聖)
今回の動画制作で私たちが意識して取り組んだのは、行政が提供する公式の情報をできるだけわかりやすい日本語にして、正確な情報を伝えるということです。普段当たり前のように使っている日本語を外国人の方々の目線に立って、やさしい日本語に書き換える作業に多くの時間を費やしましたが、このような取り組みが外国人がより住みやすい日本になるためには必要不可欠だと考えます。また動画というコンテンツの持つ、一度見ただけで情報がわかるという力を最大限に活かせるように、構成やアニメーションにもこだわりました。初めての試みで大変なこともありましたが、情報発信のツールとして動画制作を今後もゼミの活動として続けていきたいと思います。
住居確保給付金 (嵯峨るな、堀内亜沙子、鋤柄唯)
この制度を説明する際に一番意識したことは、日本語をできるだけやさしく説明することです。制度で使われる用語は固有名詞化されている漢字の熟語が多かったので、どこまでわかりやすい日本語で説明するか決めるのが難しかったです。また、ナレーションもはっきり簡潔にゆっくり話すことも心がけたりと、やさしい日本語動画だからこその難しさがたくさんありました。何度も修正して完成させた動画なので、たくさんの人に見てもらえたら嬉しいです。
最後に、自治体行政に詳しい阿部治子日本図書館協会多文化サービス委員会副委員長からいただいたコメントをご紹介します。
「外国人だけでなく、日本人にとっても役立つ動画だと思います。何よりも、異国で不安に感じている外国人の方々に寄り添い、あなた一人ではない、一緒に解決してくれる人がいるから安心してというメッセージが心に響きました。各地の自治体で上映会を開いたらよいのではないでしょうか。上映会には自治体職員を呼んで、実際にお金を受け取るにはどのような要件が必要なのか、説明が加わると良いと思います。」