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国際日本学部

国際日本学部沼田ゼミが、三菱ふそうで行われた「FUSO CASE CHALLENGE 2021 CASE STUDY」で、準優勝を果たしました。

2022年01月12日
明治大学 国際日本学部

2021年11月、三菱ふそうトラック・バス株式会社が主催するビジネス・アイディア・コンテスト、「FUSO CASE CHALLENGE 2021 CASE STUDY」が開催されました。これは、脱炭素社会を実現するために、ふそうができる貢献についてのアイディアを、英語で発表するコンテストです。書類審査を通過した9組が参加する「Preliminary Round」はトーナメント方式で、3グループに分かれてオンライン・プレゼンテーションを競いました。またこのグループのそれぞれから1チームが決勝のFinal Roundに進出しました。

明治大学国際日本学部沼田ゼミからは、4年生4名ずつの5チームが参加し、そのうちの3チームが2021年11月18日に行われた「Preliminary Round」に進みました。その結果、1チームが2021年11月25日に三菱ふそう本社で行われた「Final Round」へ勝ち進みました。当日は、役員の方々の前でプレゼンテーションを行い、準優勝という功績を収めました。

出場チームとプレゼンテーマは以下の通りです。

準優勝を果たした榊鈴之介ゴンザガ(Ken)さん、キム・ヒョンス(Sue)さん、シュー・ハイ・ユー(Sammi)さん、シン・キャリー(Cary)さん、のチームは、限界削減費用曲線を活用し、デザイン変更による空気抵抗の低減、回生ブレーキシステムの追加・改良、また短期的には充電パッドによるワイヤレスでの再生可能エネルギーの伝導、長期的には電気道路システムによる走行というソリューションを組み合わせた「カーボンニュートラル」プロトタイプを考案しました。

大濱朝陽さん、泉弥宏さん、山崎恭輔さん、E.W.さんのチームは、長距離を走れないという電気自動車の欠点を補うため、人工光合成パネルをトラックの屋根に貼るというアイディアを考案しました。このトラックは、パネルが水を電気分解して作る水素が燃料となります。また、移動距離を減らすためのモーダル・シフト(貨物の輸送手段をトラック運送のみにせず、船舶や鉄道等も活用して効率化を図ること)・コンサルティングも行います。

萩原悠友さん、浦野真羽人さん、梶山健太さん、東海穂菜美さんのチームは、ペロブスカイト太陽電池(PSC)を使い、工場でのCO2削減を目指しました。PSCは従来型太陽電池よりも軽くて薄く、安価で、曲げることもできます。短期的にはこれを工場内に設置し、長期的には屋外でも活用する計画をたてました。つまり、トラックだけでなく、トラック製造のバリューチェーン全体で、脱炭素を目指すというアイディアです。

文責:沼田優子