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国際日本学部

ミュージシャンの宮沢和史さんが音楽を通して自身の経験を語り後輩にエール

2024年01月16日
明治大学 国際日本学部

宮沢和史さん(明治大学経営学部卒)宮沢和史さん(明治大学経営学部卒)

『島唄』などの代表曲で知られるミュージシャンの宮沢和史さん(明治大学経営学部卒)が「国際日本学実践科目B」の授業にゲスト講師として参加し、音楽を通して自身の経験を語りながら後輩たちに今後の人生へのアドバイスを送りました。

この講義は、日本の音楽、とりわけ、ポップ・ミュージックの世界伝播について考察していくもので、宮沢さんは2023年11月21日と2024年1月9日の2回、ゲスト講師として授業に参加し、およそ30人の履修者が出席しました。宮沢さんの作り出す音楽には、ジャマイカやイギリスのほか、ブラジルや沖縄などさまざまな国や地域の要素が採り入れられているのが特徴の1つです。1回目の授業では、20代までの宮沢さんが、世界中の音楽を取り入れていく過程の苦悩などを語り、それをどのように克服していったのかを伝えながら後輩たちに壁にぶつかった際のアドバイスを送っていました。

2回目の授業では、30代以降の宮沢さんの思索の軌跡について「歌詞」に焦点を当てて講義が行われたほか、欧州や中南米で4年に渡り公演を重ねたワールドツアーのエピソードも語られました。講義の最後には宮沢さんの代表作『島唄』が三線の弾き語りで披露され、学生たちはこれまでの講義で得た知識をふまえながら耳を傾けていました。
2回に渡る授業を通して語られた明治大学の先輩である宮沢さんの「行動」「言葉」「歌声」は、履修者の心に響くかけがえのない時間になりました。

<宮沢和史さんの授業後のコメント>
学生たちの授業の感想文を読み、挙手による質問を聞いていると、他人の話から積極的に情報を得て、自分の人生に活かそうとする意欲を強く感じました。学生時代の自分よりもずっとしっかりしている後輩たちがとても頼もしく、この傾きかけた社会の未来をその意欲で輝かしいものにして欲しいと強く願いました。そのための手助けになるのならば、これからも自分の経験を彼らに伝えていこうと思います。”未来”というものはお膳の上に並べられて、誰かが目の前に用意してくれるものではありません。自分たちの手で掴み取るものだと思います。

(授業担当教員:原田悦志 兼任講師)