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国際日本学部

社会連携科目D「MUSIC WAY PROJECT エンタテインメント実践講座」に、水口昌彦矢さん(一般社団法人日本音楽事業者協会専務理事)、荒川祐二さん(株式会社NexTone代表取締役COO)が登壇されました。

2025年10月27日
明治大学 国際日本学部

水口昌彦専務理事水口昌彦専務理事

荒川祐二代表取締役COO荒川祐二代表取締役COO

社会連携科目D「MUSIC WAY PROJECT エンタテインメント実践講座」は、エンタメ業界の第一線で活躍する多様なゲスト講師を招きながら、秋学期・木曜日4限に中野キャンパスで開講しています。「MUSIC WAY PROJECT」とは、CEIPAとTOYOTA GROUPが展開する教育・人材支援プログラムを担う事業です。この講座は、学生がエンタテインメント産業の最前線に触れ、学びを実践へとつなげる機会を提供しています。
2025年10月9日は、この授業の提携団体の1つである、㈳日本音楽事業者協会の水口昌彦専務理事が登壇されました。水口さんは、エンタメの現状を「コンテンツビジネスという名の怪獣」という比喩で例え、NetflixとDisney⁺という外資系プラットフォームを題材に、コンテンツビジネスの課題などを解き明かしてくださいました。
2025年10月16日は、同じく提携社の1つである、㈱NexToneの荒川祐二代表取締役COOが、学生たちにはあまり馴染みのない著作権ビジネスについて詳説されました。さらに、起業を考える学生のために、自らがスタートアップされた際の苦労などもお話しになられました。
この講座では、これからも、エンタテインメントとアカデミアを架橋する授業を展開していきます。
担当:原田悦志(兼任講師)
 
業界希望者へのアドバイス的なスピーチは音制連・野村さんの回にお任せし、水口は皆さま身近なエンタメ分野のビジネス論が良かろうと思い、先日のような内容にしました。やや難解な論旨かと思っていましたが、予想以上に皆さんの食いつきが良く、ポテンシャルの高さを実感しました。その意味では「好奇心と向学心」十分の方々と認識し、逆に発奮させられました。また機会があれば皆さんとお目にかかりたいと思います。ありがとうございました。
水口昌彦さん(10月9日)
 
「著作権管理事業」という、音楽・エンタメ産業の中で極めて重要でありながら(どちらかというと)地味な領域ともいえる当社事業への理解、そして、AIを中心にした最新のテクノロジーが音楽産業に与える影響に対する意識を深めてもらえたという確実な手応えがありました。これまでも10数年に渡り様々な大学の教壇に立つ機会は多くありましたが、この講義の受講生の皆さんの前向きな姿勢とリアクションは際立っており、私にとっても非常に刺激的な時間となりました。
荒川祐二さん(10月16日)
 
【受講生の声】
今回の講義を聞き、芸能界のビジネスのまわり方を知ることができてとても勉強になりました。たった1つのコンテンツでもビックになればとても大きな利益をもたらすというところがエンタメのビジネスの面白いところだと感じました。しかしながら抱え込みによるカルチャーの貧困化のリスクの回避も大事にしなければいけない課題だということを学び、“売れる“ことのリスクも知ることができ、とても勉強になりました。
農学部4年 水野優衣(10月9日)
 
著作権という権利がここまで複雑なものであるということを今回の授業を受けるまで知りませんでした。ストリーミングの時代になったにも関わらず、CD を売ることを重要視しているのは、このような複雑な構造の中で収入も枝分かれしていくので一人一人に分配するためには多くのCD売り上げが必要であることも一つの原因であるのかなと思いました。
情報コミュニケーション学部1年 原尾美沙希 (10月16日)