Go Forward

国際日本学部

なかの生涯学習大学と山脇ゼミが合同ゼミを実施しました

2025年07月16日
明治大学

 国際日本学部の山脇啓造ゼミ(多文化共生論)は、中野区主催の「なかの生涯学習大学」の多文化共生ゼミと、2024年6月25日に中野区役所1階のイベントスペース「ナカノバ」で合同ゼミを開きました。なかの生涯学習大学は、中野区在住の55歳以上の方を対象に、現代社会の課題について学習するプログラムです。合同ゼミは2016年度に始まり、ほぼ毎年実施されていて、今年で9回目になります。これまでは中野キャンパスで開催されてきましたが、今回初めて中野区役所で開催されました。

今年度は約15名の地域住民に参加していただき、前半は山脇教授の多文化共生に関する講義があり、その後、3年正副ゼミ長による中野区でのゼミ活動のプレゼンがありました。後半は、4、5人で1組のグループに分かれ、やさしい日本語についてのワークショップを行いました。山脇ゼミオリジナルのかるたを用いて、楽しみながら学ぶことができました。3年生を中心に20名近いゼミ生が参加しました。

以下、担当学生の感想です。

「今回のワークショップでは、やさしい日本語をテーマにやさしい日本語カルタや書き換えのワークを行いました。生涯学習大学の方の発表を通して、私たちとは異なる視点での書き換えを知ることができ、やさしい日本語についての理解をさらに深めることができました。また、今回の生涯学習大学との合同ゼミは、中野区役所のナカノバで開催したこともあり、生涯学習大学の方だけでなく、たくさんの地域住民の方にやさしい日本語を知っていただくことができました。今年度の山脇ゼミの最初のイベントとして、充実したワークショップを開催できたと思います。」(国際日本学部4年 大西佐和)

今回、初めて中野区役所ナカノバで開催した生涯学習大学との合同ワークショップは、多くの地域住民の方々にご参加いただき、大変充実した機会となりました。企画・運営に携わるとともに、当日は進行を担当し、実践を通して多くの学びを得ることができました。
「やさしい日本語」をテーマに行ったカルタや書き換えのワークでは、異なる世代や立場の方々の視点に触れることで、自分自身の理解もより深まりました。また、やさしい日本語の必要性やその広がりについて、改めて深く考えるきっかけにもなりました。」(国際日本学部4年 朴スミン)

「今回は初のナカノバでの開催となり、事前に想定していたよりも多くの方々にご参加いただけたため、やりがいを感じました。ゼミ生としてはファシリテーターとしての経験が積めた一方で、課題も見つかりました。この経験を活かし、グループワークへの取り組み方を見直しながら、さらに学びの多いワークショップを目指したいです。」(国際日本学部4年 馬場葵)