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国際日本学部

多摩市主催の「やさしい日本語ワークショップ」の実施を山脇ゼミが担当しました

2025年08月19日
明治大学

国際日本学部の山脇啓造ゼミ(多文化共生論)の学生8名は、2025年7月19日にからきだ菖蒲館にて、多摩市主催「やさしい日本語ワークショップ~明日から使えるやさしい日本語を知ろう~」の実施を担当しました。

*多摩市ホームページの報告記事

今回山脇ゼミとしては初めて多摩市にて市民向けワークショップを開催し、20代〜70代の20名の多摩市民にご参加いただきました。第一部では、多摩市役所 文化・生涯学習推進課の担当者(ご担当者様?)より「多摩市における多文化共生」に関する講義、山脇教授より「やさしい日本語」に関する講義がありました。第二部では、山脇ゼミ生による『やさしい日本語ロールプレイワークショップ』を実施し、「道案内といった日常の一場面や災害時で使用する話し言葉をやさしい日本語に直し、実演してみよう」というテーマでワークショップを行いました。

参加者の方から以下のような感想をいただきました。

「やさしい日本語の基礎を分かりやすく学ぶことができた」「オノマトペが外国人の方には通じにくいなど、新しい気づきがあった」「やさしい日本語を使おう、コミュニケーションを積極的にとろう!という気持ちになれた」

ご参加いただいた皆様からの貴重なお言葉を基に、今後もワークショップの質を高めていき、より多くの方に「やさしい日本語」に触れていただきたいと思います。

以下、担当ゼミ生の感想です。

「これまで山脇ゼミでは、企業や学生を対象としたワークショップを多く実施してきましたが、今回は一般市民の方々を対象としたワークショップであったため、これまで以上に準備に力を入れて取り組みました。参加者の皆さまにとって有意義な時間となり、何かしらの学びを持ち帰っていただけるよう、テーマの選定や全体の構成には特に工夫を重ねました。当日は活発な意見交換が行われ、無事に終えることができたことで、大きな達成感を得ることができました。また、市民の方々との交流を通じて、私たち自身にとっても多くの気づきや学びを得られる、非常に貴重な経験となりました。」(4年 野口愛琉)

多摩市での第1回ワークショップは、昨年度の8月に行う予定でした。しかし、大型台風の影響で延期となってしまい、残念ながら開催することはできませんでした。本ワークショップは「昨年度できなかったワークショップを今年度は必ず成功させたい」と多摩市役所の方にお願いをし、開催に至ったという経緯がありました。長い時間準備をしてきたワークショップであったため、当日はとても緊張しましたが、多摩市役所やコミュニティセンターの方にお力添えいただき、大成功を収めることができました。改めて感謝申し上げます。

今回のワークショップを経て、やさしい日本語をただ知ってもらうだけではなく、実際に触れてもらうことが非常に大切であると改めて実感し、今後も市民の方に向けたワークショップをさらに開催していきたいと思いました。
(4年 藤田千颯)