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国際日本学部

本学部留学生1年生がSDGsについて学ぶために、JICA地球ひろばを訪問しました

2025年10月27日
明治大学 国際日本学部

 本学部留学生1年生が授業活動の一環として、10月4日にJICA地球ひろばを訪問しました。JICA地球ひろばは、開発途上国の現状や地球規模の社会課題、国際協力などについて学ぶことができる施設です。当日は、JICA海外協力隊OVの方の体験談を聞いたり、体験ゾーンでの展示見学をしました。参加した留学生は、現在、SDGsをテーマとしたプロジェクトワークに取り組んでおり、JICA地球ひろばでの学びを通して、SDGsに関する理解を深めることができました。

以下は留学生の感想です。

 JICA海外協力隊の方の経験談が印象に残った。ウガンダに到着した初日、デパートの前で会った子供に「お金ちょうだい」と言われ、突然のことで驚き、どう反応すればいいのかわからなかったそうだ。それで、現地の同僚に聞いたら、「私たちはお金も食べ物も十分持ってるから分けるよ」と言われたという。ものを十分持っているとしても、分けてあげるのは簡単ではないと思う。ウガンダの人々はそういう状況では当たり前のように他者に分けてあげるという話から、授業では学べない大切なことを考えてみるきっかけになった。
(チョウシャクエン、リュウジェユ、パクジュヨン)

 JICAが行っているさまざまな国際協力について学ぶことができた。特に、アフリカのウガンダでJICA協力隊として活動した経験談が興味深かった。ウガンダの子供たちが遊ぶときに使っている実物のサッカーボールに触ったり、ウガンダの伝統的な挨拶の仕方などウガンダの文化についても学ぶことができた。また、スラム街の存在は教科書で見て知っていたが、実際にスラム街を見て、自分が思っていたより厳しい状況であったため、衝撃を受けたという話があった。
(パクサンヨン、ソウカブン、イダギョン、ユソファ)

 世界各国、特に開発途上国が抱えている社会問題と国際的な協力について、お話を聞きました。また、アフリカやアジアのいろいろな伝統衣装や楽器などを体験することで文化的な交流の場も体験しました。ウガンダで実際に活動をしたJICA協力隊の方の経験を聞き、ほかの国の文化や現状に触れることができました。想像よりウガンダは発展していると思いましたが、まだ支援が必要であることがわかりました。SDGsを実現するための方向性や必要性を具体的に知ることができる貴重な経験でした。
(イジュヒョン、オムダヒョン、ブゲンネイ、トウコウシン、ミンソヨン)

 JICA地球ひろばの見学を通して、世界や自分の国について改めて考える機会になりました。SDGsの達成状況を国ごとに確認できる仕組みがとても興味深く、達成順位を知ることができてよかったです。韓国は予想したより達成順位が高かったものの、実際には完璧に達成した目標が一つもないことを知り、とても残念に感じました。また、ラオス語で自分の名前を書く体験もあり、普段できない経験として面白かったです。さらに、世界には依然として貧困に苦しむ国があることを知り、悲しかったです。
 (パクチェユン、ファンユンソ、ノユンソ、キムハリン)

 私たちはJICA地球ひろばを訪れ、開発途上国に関する様々な展示や講話を通して多くのことを学びました。特に、アフリカのウガンダという国でのJICA協力隊の方の経験談が印象的でした。現地では教育や医療、交通などのインフラが十分に整っておらず、人々が日常生活の中で多くの困難に直面していることを知りました。また、実際に水を運ぶための機械を体験し、私たちが普段当たり前に使っている水が、開発途上国ではどれほど貴重で、手に入れるのにどれほどの労力が必要なのかを実感しました。
 この体験を通して、開発途上国におけるインフラ整備の重要性を改めて感じました。今後は、持続可能な発展を目指す取り組みがさらに広がっていくことを願っています。
(タケザワシュン、キムドユン、キムイェヒ、キムリア)

 JICA地球ひろばの見学を通じてSDGsの見方が広がった。多様な国の伝統衣装を着てみたり、日常生活を知る体験ができた。また、ウガンダで教師として働いたJICA海外協力隊の経験談が印象深かった。ウガンダの人々の食事の写真を見て、普段バランスの取れた食事をする先進国の人々と比べてトウモロコシを主とした彼らの食事は栄養が不足しているのではないかと感じた。個人が実践できる小さなことから一つ一つ試してみながら、発展途上国がより健康で安全な生活を送れるように貢献したい。
(チョンユミン、ナヘミン、キムハユン)

 私たちはJICA地球ひろばを訪れ、SDGsに関して一番印象的なことは教育に関わる問題です。貧困や水不足などの現状が深刻で、子供たちは毎日生活用水をくむために長い距離を歩かなければなりません。そのため、学校に行く時間がなくなり、勉強の機会を失ってしまう子供も多いことを知りました。学校に行けないということは、将来お金を稼いで貧困の状況を変えることができないということです。つまり、それが悪循環になってしまいます。また、男女の不平等の問題も深く関わっており、女の子の教育の機会が十分に守られていない現実があります。このように考えると、教育問題は決して単独の問題ではなく、ジェンダー平等、貧困問題、そして水資源の不足など、さまざまな要素と密接に関係していることがわかります。私たちは教育を通して、これらの問題を同時に解決していく必要があると感じました。
(キュウテキヨウ、キョウリョウケイ、ホウエイリン)

 地球ひろばでの展示や体験ブースの見学をしたり、JICA海外協力隊の経験談を聞いたりして、私たちは平和と公正さについて改めて考えてみるよい経験になった。特に、水運び体験、JICA海外協力隊の方のウガンダ生活の話から、世界の多くの発展途上国では、子供たちが自分と家族の生命を維持するのに必要な水を遠くまで汲みに行くために、学校を休まなければならず、教育を受けられない子供たちが多いということを知った。また、JICA海外協力隊の方が活動をしていたウガンダの学校では、教師と生徒は1対200という比率であること、体育の授業での道具の不足(例えば、サッカーボール)など、教育環境が十分でないこともわかった。今回の見学や経験談を通じて、私たちは真の平和と公正は、すべての子供たちが同等な機会の中で夢を叶えることができる環境と世の中を作ることから始めなければならないということを強く感じた。
(クァクジェウ、チェシウ、ユンソンス)