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国際日本学部

山脇ゼミが日中文化交流フェスティバルでやさしい日本語ワークショップを実施しました

2022年04月19日
明治大学 国際日本学部

山脇ゼミは、2022年4月10日(日)に池袋西口公園野外劇場で開催された、日中国交正常化50周年記念「日中文化交流フェスティバル」(主催:ワンアジアフェスティバル実行委員会)に参加し、やさしい日本語ワークショップを行いました。4名のゼミ生を含めて、高校生から社会人まで約20名が参加しました。

本ワークショップの目的は、外国人にも分かりやすい、「やさしい日本語」でコミュニケーションを取ることで、日本語の難しさという障壁を取り除き、誰にとっても住みよい環境を創出することです。この「やさしい日本語」とは、敬語や熟語を避ける等、誰にとっても分かりやすく配慮された日本語のことです。

今回のワークショップでは、やさしい日本語の概要を説明し、参加者に難解な日本語をやさしい日本語に直してもらい、中国人参加者の方に、分かりやすい表現かどうかジャッジしてもらうという流れで行いました。また、最後には、やさしい日本語を使って参加者同士で交流する時間も設けました。

参加後のアンケートでは、「過去に日本に来ている留学生と日本語で意思疎通を図ったときに、日本語の言い換えに苦労したのを思い出した」、「やさしい日本語が、ルールとして体系化してまとめられていると、使う側としてもわかりやすくて良いと思った」等、好意的なコメントが寄せられました。

今回のワークショップのリーダーである土橋成実さん(国際日本学部4年)のコメントを紹介します。「このような形での開催は初めてでしたが、参加者の方々が積極的に意見を発してくださり、私たちも楽しく進めることができました。やさしい日本語において、相手を想う気持ちが何より大切だと考えているため、参加者の方が話す早さを変えたり、イラストを用いたりして、どうすれば伝わるかを模索してくださった姿に大変嬉しくなりました。今後もたくさんの刺激を受けながら、知識だけではなく、やさしい心遣いの発信をしていきたいです。」

2022年度の山脇ゼミにとって、初めてのイベントでしたが、終了後のアンケートで参加者全員に「これからやさしい日本語を使ってみたい」という回答をいただき、いいスタートが切れたと言えます。今年度も多様な活動に挑戦していきますので、応援の程よろしくお願いいたします。
(服部楓、国際日本学部4年)