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金ゼミが韓国遠征を行いました

2022年11月11日
明治大学 国際日本学部

高麗大学学生との写真高麗大学学生との写真

大韓民国歴史博物館にて大韓民国歴史博物館にて

景福宮にて景福宮にて

金ゼンマ・ゼミ(以下、金ゼミ)3・4年生25名は金先生の引率のもとで、2022年11月上旬、韓国ソウルの高麗大学を訪問しました。今回の韓国遠征では、政治・経済・文化の日韓比較に関するプレゼンテーションを行い、高麗大学の学生と意見交換をすることで、同大学学生との交流を深め、日韓両国からの多角的な視点を得ることができました。

プレゼンテーションは、金ゼミ3年が、「政治・経済・文化」に関して4チームに分かれ、各自発表を行い、ディスカッションや高麗大学の学生からフィードバックをもらうという形を想定して準備を行いました。プレゼンの詳細は、以下の通りです。

政治班は「日韓の政治体制」をテーマに「日韓の政治制度の成り立ちと現状」について比較分析を行い、双方の政策成立過程における問題点と絡めて、発表を行いました。

経済班は「日韓の雇用制度」をテーマに「就職活動や企業が求めるスペック」について比較分析を行い、雇用制度が日韓の社会経済に与えている影響について、発表を行いました。

文化班は、二つのチームにわかれ、一つは「日韓のソフトパワー」をテーマに「ドラマ・アニメなど日韓両国を代表するカルチャー」について比較分析を行い、それらが日韓の相互関係において果たす役割または世界に向けた発信力への寄与に関して、発表を行いました。

もう一つの文化班は、「日韓の大学・教育制度」をテーマに「大学受験や教育に関する諸問題」について比較分析を行い、社会における大学の貢献度や大学受験の整合性、派生して生じる教育関連問題に関して発表を行いました。

コロナウイルス水際対策の影響で韓国への渡航の是非が不透明な状況もあり、今回の遠征は渡航の直前に決まりました。そのため、プレゼン制作にかけられる時間は少なく、限られた時間で準備を進める必要がありました。そのような厳しい状況の中でも、ゼミ全体で期日を設け、計画的にプレゼン制作を行うことができました。本番の発表でも、論理的に議論を進めることができ、短い間でしたが高麗大学の学生との交流も充実したものとなりました。

プレゼン終了後は、高麗大学の学生と夕食会を行い、時間内にできなかったプレゼンのディスカッションや現在の日韓関係に関する感情の共有など、より深い内容に関して、意見交流を行うことができました。交流会の前には、大韓民国歴史博物館を訪問し、日本とも深く関連する韓国の近代史について、韓国側の視点から学びました。慰安婦の方が書いた絵や日本占領時の文書など、日本では見ることができない貴重な資料に触れ、両国の関係性について詳しく、そして正しい知見を得ることができたと思います。
富松泰偲(3年・ゼミ長)
永井奏葉(3年・副ゼミ長)