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オンライン国際交流会の開催

2022年12月16日
明治大学 国際日本学部

国際日本学実践科目B(小林明准教授担当)では、128日(木)Zoomを利用したオンライン交流会を開催し、アメリカ、イタリア、韓国、シンガポールから約20名の学生や大学教員が参加しました。

 

最大14時間の時差にもかかわらず、ミーティング・ルームには、4か国からほぼ定刻前の入室となりました。使用言語の日本語と英語による二人建ての司会で開会し、当科目履修生20名が全員満面の笑みで海外の参加者を歓迎しました。

 

開会の挨拶やスケジュール説明はメインルームで全参加者に行い、直ちに6つのブレイクアウトセッションに移りました。メインテーマである「学生生活」について、第1回ブレイクアウトセッション(30分間)では、①食文化と②放課後の使い方、第2回ブレイクアウトセッション(30分間)では、③ポップカルチャーと④教育について意見交換しました。各セッションでは準備したパワーポイントを使って日本の学生生活の現状を説明し、フリートークを促しました。いずれのグループでも、海外からの参加者の日本に関する情報量の多さや知識の濃さに大変驚かされました。

 

交流会で実際に話す前は、日本文化や日本語を学ぶきっかけとして、主にアニメやマンガに興味を持ったことがきっかけではないかと考えていました。しかし実際には「ドン・キホーテの店内に流れている音楽」や「家族がやっていたゲーム」、「日本のテレビのバラエティ番組」、「J-POP」などの多様な反応があり、また、イタリアなどの参加者の日本語が堪能なことも新鮮な発見でした

 

この授業は,海外の大学生等とのオンライン交流を通じて、彼らがどのように日本文化に関心を持ち、理解し、日常生活と関連付けているかを学習することで、日本文化のより深い理解を促しつつ海外への日本の情報発信を目的としています。秋学期の開始とともに、交流テーマ・日程の決定、交流国、交流大学、交流学生の選定から交渉、作業の割出しと分担、広報、通信インフラの確認、記録、アンケート作成・実施、報告書作成まで、学生が分担を決めて主体的に取り組みました。国際日本学部の目指す日本文化の発信と外国人参加者の外から見た日本についてもより深く理解できたと感じています。

 

一連の活動を通して、テーマに関する知識の他、総合的なコミュニケーション能力を向上させることができたとともに、個人の役割とチームワークの重要性などグローバル人材として必要な社会人基礎力を身につけることができたと思います。限定された時間内でしたが、企画実施を担った履修生には十分満足のいく結果となりました。

オンラインとはいえ人物交流の醍醐味を楽しみながら体験できた国際交流でした。

(文責:履修生Lim JunYing, 藤田千颯)