報告:岸ゼミ(4年生)北里美玲
国際日本学部の岸ゼミは、米国の南カリフォルニア大学(University of Southern Califolnia)でアートを専攻する学生16名と2024年6月6日に中野キャンパスにてアートベース・リサーチの実践を通した交流を行いました。精力的にアートベース・リサーチを行っている岸ゼミの存在をインターネットを通して知り、学部提携する政治経済学部を通して連絡を下さったことがきっかけで実現した本企画。岸ゼミで行っているアートベース・リサーチの事例を紹介した後、実践を通して更に理解を深めてもらうためのワークショップを開催しました。
岸ゼミが注力する「アートベース・リサーチ」とは、アート手法を用いてあるテーマについて共同的に探究する研究方法論です。今回は、異なる第一言語や多様なバックグラウンドを持つ学生たちとの交流の機会に合わせて、アートを使った異文化の探究を目的とした企画を行いました。
企画者が提示する語を聞いて思い浮かべたものを色鉛筆やクレヨンで紙に表現するワークでは、「コロナ」「リーダー」というテーマから各々が描いた作品をきっかけに会話を行い、文化的・歴史的・政治的背景などマクロな側面ともつなげながら、文化や文化に根付くさまざまな価値観や考え方を深掘りすることができました。
南カリフォルニア大学の教授及び学生からも満足度の高いフィードバックを得ることができ、これまでのゼミ活動で習得してきた知識やスキルが発揮された良い実践の場になりました。