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国際日本学部

教育メディア研究の国際学会(International Conference for Media in Education2024)にて、池添さんが若手研究賞を受賞

2024年10月18日
明治大学 国際日本学部

2024年8月21日から23日に実施された国際学会International Conference for Media in Education(明治大学中野キャンパス)における学生ラウンドセッションで、本学4年生の池添なつみさんが、若手研究賞を受賞しました。受賞対象となったのは、彼女がゼミで取り組んだ以下のテーマについてです。

 

Enhancing Awareness of Unconscious Bias and Behavioral Change Potential
through Playbuilding in Higher Education


以下、池添さんから報告です。

報告:岸ゼミ4年生 池添なつみ

 私は「演劇手法(プレイビルディング)を活用したアンコンシャス・バイアスの認識および行動変容促進の可能性に関するワークショップ」を開発し、その実践を通してデータを収集し、研究知見をICoME2024の学生ラウンドテーブルセッションで発表しました。岸ゼミでは、アートベース・リサーチというアート手法を用いた研究に取り組んでおり、私は中でもパフォーマンスのジャンルのひとつ「演劇手法」を用いた研究を行いました。

研究発表を通して、国内外の研究者や実践者と多様な議論を生み出すことができ、大変充実した場となりました。また、今後の取り組みたいワークショップを構想することもできました。

 さらに、自身の発表だけではなく、同じセッションの研究者の発表を聞くことは非常に有益でした。ブラジル出身の方が、私がゼミで学んでいるアートベース・リサーチに関連した内容を発表されており、非常に興味深かったため、発表後に彼に話しかけました。そこから会話が弾み、その後の懇親会ではゼミ生も交えて同じアートベース・リサーチに関心のある様々な人たちとお話をすることができ嬉しかったです。

 このような大変有意義な時間を過ごせた上に最終日のクロージングセレモニーではYoung Scholar Awardの受賞者として名前が上がり、驚きました。自分の取り組んできた実践と研究が評価されたことに喜びを感じ、さらに研究を発展させたいという思いが強くなりました。
 
 ICoME2024を通じて「演劇手法」に関する研究を行っている方々に出会えたことから、学会発表をもって研究を終了するのではなく、多様な研究者や実践者と交流して研究を発展し続けたいと強く感じています。

 本研究に協力してくれた岸ゼミの仲間や岸研究室の大学院生、先生方に感謝申し上げます。