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演習(ゼミナール)紹介[藤本 由香里 FUJIMOTO Yukari]

明治大学国際日本学部 演習(ゼミナール)紹介
藤本 由香里 教授
 FUJIMOTO Yukari
(担当科目)漫画文化論 / (Lecture) Manga Culture
(開講言語)日本語 / (Language) Japanese
■演習テーマ
サブカルチャー/ジェンダー/表現/社会
 マンガ・アニメ・ゲームなどの日本のサブカルチャーはいったいどんな特性を持ち、世界の中でどのような現状にあるのでしょうか? また、歴史的にはどう発展してきて、それを生かしていくためには、どういうことが必要なのでしょう? この演習では、「大衆」によって支えられるがゆえに、その意識や社会の変化を反映しやすいサブカルチャーを題材に、その表現のあり方と社会意識や文化との関係を探っていきます。「文化」と「市場」両方に目を向けるところに特色があり、具体的には、日本のサブカルチャーの特性、歴史的な発展過程、海外市場をどう見るか、ジェンダーと表現などについて関連文献を読み、ディスカッションすることでそれぞれのテーマについて考えを深めていきます。その中で4年次の卒論のテーマをそれぞれが見つけ出し、調査→発表→ディスカッション→フィードバックによって、自分なりに何かが「見えてくる」ときの喜びに出会ってもらいたいと思います。
■授業内容
<3年次>
 ここ数年、ポップカルチャーの市場はデジタル化の促進で激変しています。今年のゼミでは、いったい今、何が起きつつあるのか、未来のポップカルチャーはどういう形に変わっていくのかを積極的に考えていきたいと思います。また今年はBLやジェンダーの問題も積極的に検討したいと思っています。後期は具体的な<仕事>と国際性について、マンガ・アニメ・小説・ドラマなどのコンテンツをベースに発表してもらい、就活も見据えて<仕事>について考えます。

<4年次>
 4年次においては卒業論文の準備、執筆がメインになりますが、ゼミ生の興味をにらみながら、文献講読や個人発表、グループ発表なども並行して行っていくつもりです。合宿や課外活動等については3年次のゼミ生や院生と一緒に行うこともあります。