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演習(ゼミナール)紹介[小森 和子 KOMORI Kazuko]

明治大学国際日本学部 演習(ゼミナール)紹介
小森 和子 教授
 KOMORI Kazuko
(担当科目) 日本語教育学(語彙)/ (Lecture) Japanese Language Teaching(Vocabulary) 
(開講言語) 日本語 / (Language) Japanese
■演習テーマ / Theme
第二言語としての日本語の語彙習得

日本語では「薬を飲む」と言うのに、中国語では「吃(食べる)药」と言い、英語では「take(とる)medicine」と言います。<薬を体内に入れる>という同じ現象を表すのに、使う動詞は言語によって異なることがあります。そこで、本演習では、どのような表現が日本語特有なのか、それはなぜか、について考察します。また、教材と担当者を決め、留学生向けの日本語の模擬授業を行い、実践的にも日本語教育を学びます。
 さらに、希望する学生には、私が担当するEnglish Track留学生向け日本語科目「初級日本語」(水曜2限)で、「ゲームで学ぶ初級漢字」の指導を担当してもらっています。
■授業内容 / Activities
<3年次>
 春学期は、日本語に特有の表現について、なぜ、日本語ではそのように言うのかについて、他の言語と比較しながら、認知言語学の理論を学びながら、考えていきます。秋学期は、春学期で学んだことを基に、全員でテーマを設定し、留学生を対象に調査を行います。

<4年次>
 実践と理論の両立を目指し、春学期は、論文講読と日本語の模擬授業を行います。秋学期も模擬授業は継続し、さらに、それぞれが研究テーマを設定し、論文を執筆します。