演習（ゼミナール）紹介［小野　雅琴　ONO Makoto］

広告の理論実証研究

　広告のゼミと聞いて、皆さんはどんな活動をイメージしますか？ 「広告鑑賞」あるいは「広告制作」かもしれません。ですが、そうではなく、どんな広告の結果として、何が起こるか、を探究することです。知識のないまま、実際の広告実務を観察しても、その答えは得られません。難解な「理論」を習得し、自ら「実証」を実施して初めて、その答えが得られるのです。当ゼミは、世界最先端の広告理論を身に着けた上で、統計解析技法を駆使して、理論の実証を行うことのできる人財を育成することを目指します。

 

＜3年次 /3rd Year＞
　一年目は、インプット期間です。理論を身に着けるということがどういうことかをオススメ論文の輪読によって体得します。他方、実証を行えるようになるためにフリーソフトRを用いて実習を行います。

＜4年次/ 4th Year＞
　二年目は、アウトプット期間です。各自が気になる論文を探してきて、その論文の中で提唱されている最新理論を、実証ツールを使って評価します。具体的には、例えば、欧米の理論が日本ないしアジアの広告実務に適用可能かを論じるゼミ論を執筆します。