麻疹は、医療の進歩した現在でも、その重篤性に変わりはなく、発症した場合には死に至る危険性のある重大な疾患です。
教育実習・介護等体験中に自らが感染したり、自らが発症して重症化したり、周りの人々に感染を広げてしまう等、受入先機関にも多大な影響を及ぼす可能性もあります。
実習・体験機関には、感染症に対するハイリスク者も存在していることから、時に生命に関わる事態に陥ることも考えられます。
大学は文部科学省から、教育実習・介護等体験を行う学生について、麻疹抗体価が十分にあることの確認を行うよう求められています。
教育実習・介護等体験を行う学生は、「教員免許状取得のための麻疹に関する届出の流れ」にしたがい、届出を行ってください。
麻疹抗体価が不十分な場合は麻疹ワクチンを接種し、抗体をつけることになります。
ワクチンを接種してから抗体価が確実に上がるまでに6~8週間を要する等、状況によっては時間を要しますので、計画的に準備を進めてください。