11月23日（木）にリバティーホールで「理工学研究科 建築・都市学専攻 国際建築都市デザイン系（International Program in Architecture and Urban Design、以下IAUD）設立10周年記念シンポジウム」が開催されました。
IAUDは2013年に中野キャンパスで設立され、グローバルな舞台で活躍できる建築・都市デザインのプロフェッショナルの育成を目指す博士前期・後期課程のプログラムです。すべての授業・実習を英語で行い、2016年にはJABEE建築系学士修士認定を受け、UNESCO-UIA建築教育憲章に準拠した国際通用性のある修士（建築学）の学位を授与しています。
シンポジウムでは、大六野学長の挨拶に始まり、小林正美教授・田中友章教授からプログラム設立の背景と経緯が紹介された後、多国籍の修了生たちによる鼎談が行われました。修了生からは、IAUDで多様な国籍の学生たちと共同作業をした知見が実社会で役立っているという報告がありました。最後のセッションでは、外部の専門家と本学教員によるパネルディスカッションが行われ、これまでの10年の教育・研究に関するフィードバックと、これからの将来ビジョン等について、熱心な議論が展開されました。シンポジウムに参加した建築学部の学生たちからは、興味深い海外情報を得られたとポジティブな感想が聞かれました。
また11月28日～30日にはグローバルフロント1階で、IAUDの設立10周年記念展示会「Searching for our Inherent Urbanism」が開催され、巨大な東京の模型と共に、世界各地を対象として計画された優秀な建築作品が多数展示され、好評を得ることができました。
