数理最適化研究室（飯塚秀明専任教授）の博士後期課程1年生 佐藤尚樹さんが日本オペレーションズ・リサーチ学会第43回学生論文賞を受賞しました。表彰式は、9月11日に広島大学サタケメモリアルホールで開催されました。
学生論文賞は、学生によるORに関する優れた研究に対して贈られるもので、対象は年度中に提出された学部の卒業論文または大学院の修士論文です。今年度は13編が応募され、二段階の審査を経て5編が受賞しました。
論文タイトル：Implicit Graduated Optimization with Noise in Stochastic Gradient Descent
授賞理由：機械学習モデルの予測値とその正解値の誤差を最適化する確率的勾配降下法（SGD）に対して、段階的最適化の枠組みを適用し、大域的最適解への収束定理を証明することに成功した。さらに実験によりその有用性も示しており、非常に優れた研究であると評価した。
