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卒業論文の書き方

卒業論文に関する規定
卒業論文作成の準備
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卒業論文の書き方

卒業論文作成の準備

「卒業論文」と「レポート」の違い

レポートと卒業論文では根本的な違いがあります。レポートは自由なテーマまたは指定されたテーマについて参考文献などを調査し、内容を取捨選択してまとめれば及第点がもらえます。それに対して卒業論文は、参考文献をまとめただけでは、論文として認められません。自分で新しい問題を設定し(昔からあるが未解決の問題を取り上げてもかまいません)、その問題の解決策を様々な根拠を示しながら、結論へと導かなければなりません。すなわち、何らかの独創性(オリジナリティー)が求められます。

トピックの設定

卒業論文を書くにあたって、最も重要なのは「トピックの設定」です。トピックは、明確に設定する必要があります。書いたものが単なる「感想文」になってしまうか、それとも「論文」になるかの分かれ目はここにあると言えます。別な言い方をすれば、トピックがうまく設定できれば、卒業論文のもう半分以上は出来たと同然です。
自分で考える
トピックの設定の際に一番大切なことは、「自分で決める」ということです。何故ならば、自分で選んだトピックは、自分の好みや能力に一番合っていて、一番よい結果が得られる可能性が高いからです。トピックを「自分で決める」ためには、それ相当の準備が必要ですが、そこに卒業論文の意義があると言えます。
疑問を持つ
卒業論文のトピックは自然に湧いて来るものではありません。授業の内容について深く考えたり、自分で本を読んだり、普段の生活の中で生じた素朴な疑問を発展させるのが一番よい方法だと言えます。すなわち、「疑問を持つ」ということがとても重要です。
「何故なのか?」という疑問はすべての学問の基礎です。例えば、ニュートンは、りんごが木から落ちるのをみて万有引力の法則を思いついたという話がありますが(これは、逸話だと言われています)、りんごが木から落ちること自体は、ニュートンでなくても昔からみんな知っていたことです。ニュートンが他の人と違ったのは、リンゴが木から離れたときに、「何故」まっすぐ上に上っていったり、横に動いたり、ジグザグに下に落ちたりしないで、まっすぐに下に落ちるのかという「疑問を持ち」、その理由を発見しようとしたところです。従って、トピックを設定するためには、普段から言語の問題について、疑問を抱くような態度で接することが大切です。
指導教員と相談する
これまで論文を書いた経験のない皆さん方が、自分の考えたトピックが卒業論文として適当か判断するのはなかなかむずかしいことと思います。指導教員は、そのような時のためにいるわけですから、遠慮なく相談して下さい。但し、大切なのは、あくまでもトピック(の候補)を考えるのは皆さん方自身ということであり、決して指導教員から与えられるものではないということです。

先行研究の調査

トピックが設定できたら、次に行なうことは先行研究の調査です。自分の考えたトピックがもうすでに十分に論じられていて、これ以上何もつけ加える余地のないものだとすると(実際には、そのようなことはまずありませんが)、卒業論文で取り上げる意味がなくなってしまいます。反対に、自分の考えたトピックについて、先行研究が非常に少ない場合も、卒論が書きにくくなります。自分が考えるにあたって参考にできるものが少ないと、始めから最後まですべて自分で考えなくてはならなくなり、かなり大変なことになります。
自分の設定したトピックについて、今までにどこまで明らかになっていて、どこからがまだ解明されていないかを知るために、先行研究を調べなければなりません。では、先行研究を調べるにはどのようにしたらよいのでしょうか。
読んだ論文の参考文献表からたどる
とりあえず自分のテーマに関する論文をひとつでも見つけることができれば、しめたものです(もちろん、卒業論文の指導教員から助言を得ることもできます)。その論文の末尾には、必ず参考文献リストが示されているはずです。そのなかから興味を持った論文を探し、その論文から他の論文を探すというように、芋蔓式に関係する論文を集めて行くことができます。この方法は一番確実な方法です。
図書館で関連する書籍や雑誌を見る
図書館にある、自分の選んだトピックに関係の深い書籍や雑誌(バックナンバーを含めて)を見て、めぼしい論文にあたりをつけるという方法もあります。書籍の場合には、まず目次や索引を見るという手もあるでしょう。
卒業論文の指導教員に相談する
卒業論文の指導教員に相談するのも良い方法です。もちろん、教員もすべての文献に精通しているわけではありませんが、少なくとも皆さんよりは経験がありますので、お役に立てることも多々あると思います。また、たくさん文献がありすぎると、どれから読めばよいのか判断しかねる場合もあると思いますが、そのような時も、指導教員に相談して下さい。

先行研究を精読する

このようにして集めた先行研究は、まず読むことから始めなければなりませんが、ただ読んだだけでは、自分の卒業論文にうまく利用することはできません。先行研究の内容を理解して、自分の選んだトピックについては、今までにどのようなことが明らかになっていて、どのようなことがまだ未解決なのかを把握することが重要です。そのためには、以下のような具体的作業が必要となります。
データの収集
言語学は経験科学ですのでデータがとても重要な役割を果たします。自分が読んだ先行研究の中であげられている重要な用例はメモしておきましょう。その際に出典(ページ数まで)もメモしておかないと、あとで利用する時にまた先行研究を全部見直さなければならない羽目になるので注意しましょう。
要旨を把握する
先行研究(特に、専門家向けに欠かれた専門論文)を読んでも、なかなかすべてを理解するのは難しい場合もあると思われます。そのような場合でも、細かい点で分からない箇所はとばして読み、先行研究が何を主張しているのかという要点を理解するように努めましょう。
批判的に検討する
先行研究の調査を卒業論文作成に利用するには、先行研究の内容を鵜呑みにするのではなく、批判的に検討することが必要となります。上で述べたように、先行研究の内容をただまとめただけでは、レポートにはなっても、論文にはなりません。
疑問を持つ
先行研究を読んでいて自分が感じた疑問点をメモしておくことはとても重要です。穴のない論文は一つもないと言っても過言ではありません。論旨の矛盾や実例の不自然さなどに注意して読んでみましょう。ひとつぐらいはおかしいと感じることがあるはずです。「この点は前に読んだ論文とはちがう」とか、「この説明では自分の知っているこの例が説明できない」などという疑問点は、自分の論文の中心となっていく重要な点となります。
先行研究どうしの相違点に注意する
複数の先行研究を読んでいると、お互いに異なる主張をしている場合がよくあります主張の異なっている点は、まさにそのテーマの問題点の核心です。お互いの主張の異なる点を比較し、どちらの主張がより妥当であるか、また、お互いの相違点をとりこみ、より高いレベルでまとめるにはどのように主張に変更すればよいかを考えると、独創性に結び付きます。

用例を集める

言語は経験科学なので、基礎となるのはデータです。他人の論文の主張を批判する場合には、その主張では説明できないデータを挙げることがとても有効です。このためには先行研究であげられているデータだけではなく、自分でデータを集める必要があります。データの集め方には以下のような方法があります。
新聞・雑誌・文学作品などを調査する
新聞・雑誌記事・文学作品などから適当なものを選び、自分のトピックに関係するデータを抜き出してメモしていきます。
データ・ベースやWebを用いる
新聞・雑誌・文学作品などで電子化されてCD-ROMなどで供給されているもありますので、それを利用してデータを集めることができます。さらに、コーパスが使えればさらにいいでしょう。コーパスが使えなくても、新聞・雑誌・放送局などのホームページを見て、Webブラウザーの検索機能を用いてデータを集めることもできます。
母国語話者を使う
トピックによっては、先行研究や既存のデータではどうしてもカバーできないこともあります。そのような場合には、母国語話者からデータを収集するという方法があります。例えば、母国語話者にアンケートをするとか、母国語話者の発話を録音するとか、自分でデータを作成して母国語話者に尋ねるという方法などがあります。

卒業論文の書き方

卒業論文作成の準備作業が終わったら、実際に卒業論文を書くことになります。以下では、その書き方について説明します。

卒業論文を書く心構え

読者にわかりやすく書く

卒業論文を書く場合に最も大事なことは、読者にわかりやすく書くことです。実際に読むのは、指導教員および同級生・後輩などある程度英語学・言語学を勉強した人でしょうが、英語学・言語学について全く知らない大学生が読んでもわかるくらいの気持ちで、丁寧にわかりやすく書くのがいいでしょう。

論理的な議論を展開する

卒業論文とはある特定のトピックについて自分の提案を述べるものです。自分の論点を明確にし、具体的なデータに基づいて論理的に議論を進め、読者を説得できるように書くことが重要です。そうでなければ、単なる「感想文」、または、個人的な意見に終わってしまいます。

専門用語を定義する

もうひとつ重要な点は、卒業論文で用いる専門用語はきちんと定義することです。すべての専門用語を定義することは必要有りませんが(例えば、「語」とは何かを定義する必要は、「語」を中心的なトピックにしない限り必要ないでしょう)、専門用語の中には、同じ用語でも様々な定義が存在するものがあります(例えば、"focus"(焦点)など)。そのような場合には、自分はどの定義で専門用語をもちいているかを明記しないと、読者にとって議論の展開がわからなくなってしまいます。

先行研究の主張と自分の主張を区別する

自分が読んだ先行研究などの文献に書かれていたことを、自分の論文のなかで持ち出す場合には、どこまでが先行研究での主張で、どこからが自分の主張なのかをはっきりと区別することが必要です(例えば、「竹林(1996)によれば、...」などの表現を用いる)。はっきりと区別せずに、あたかも先行研究での主張を自分の主張のように書くと、それは盗作(plagiarism)という犯罪になり、国によっては裁判に訴えられる場合もあります。

卒業論文の構成

章立て

卒業論文はかなりの長さのものになりますので、いくつかの章に分けることが必要です。さらに、各章にはその内容を示す小見出しを付けます。各章をさらに小さな節に分け(2.1, 2.2などのように)、各節にも内容を示す小見出しをつけると、論文の構成が明快になります。内容的にはよいことを述べていても、全体の構成が悪ければ論文としての価値は低くなってしまいます。その点で、論文構成をしっかりさせることはとても重要です。

基本的な構成

では、どのように章立てをすればいいのでしょうか。卒業論文は、大きく分けて4部構成で書きましょう。
第一部(=第一章)の「はじめに」では、卒業論文での主な主張および以下の章の要点を書き、論文のおおまかな流れがわかるようにします。第二部では、先行研究の紹介と批判的検討をします。次の第三部で、自分の主張を展開します。最後の第四部の「まとめ」では、論文の主な主張をもう一度繰り返します。さらに、自分が解明しきれなかった問題や論文の中では扱いきれなかった問題などを指摘し、将来の展望を示すことが重要です。よい論文とは、その中で「閉じている」ものではなく、次の研究へとつながるものだからです。第二部および第三部は、分量によってさらに複数の章に分けることもできます。
さらに、各章のはじめとおわりには、各章の主な内容をまとめた段落をつけるといいでしょう。論文の重要な点を繰り返し述べることにより、読者に論文の利点を印象付けることができます。

参考文献および注の書き方

卒業論文作成に使用した文献は、論文末に別紙にまとめて参考文献として付けます。参考文献リストの書き方は、本や雑誌によって細かい点については違いがありますが、以下では、基本的に日本言語学会発行の「言語研究」の執筆要領に沿ったスタイルを紹介しますので、参考にして下さい。

※参考文献および注の書き方につきましては、ホームページ上では細かな体裁を表現することが出来ないので、出来る限りWordファイルのダウンロード版をご利用下さい。

一般的注意事項

1) 参考文献リストには、本文で直接言及した文献だけを挙げ、論文を書くときに目を通しただけの文献などは列挙しません。

2) 文献の配列は、和文文献と欧文文献を合わせて、第一著者の姓の頭文字のアルファベット順に並べます。

3) 同一著者の文献が複数ある場合は、出版年の古いものを先に出します。

4) 同一著者の文献で出版年が同じものが複数ある場合には、a, b, cなどの添え字を付けて区別します。
  (例) Chomsky (1986a), Chomsky (1986b)のようにする。

5) 文献が2行以上にわたる場合は、2行目以下は頭を少し下げます。

和文文献の場合

単行本の場合
a) 著者名 (出版年) 『書名』 出版地:出版社の順とします。書名は 『 』でくくります。
(例)
竹林滋 (1996) 『英語音声学』 東京:研究社.

b) 共著で複数の著者がいる場合には、原則として本の表紙や雑誌の目次の順序どおりに挙げます。和文の場合、著者が複数いる場合の出し方は決まった形式はありませんが、欧文文献に合わせて、著者が3人までは連記し4人以上は最初の著者他として下さい。著者名は姓名を略さずに書きます。編者の場合は姓名のあとに編と書きます。
(例)
竹林滋・斎藤弘子 (1998) 『改訂新版・英語音声学入門』 東京:大修館書店.
田中春美他 (1994) 『入門ことばの科学』 東京:大修館書店.
斉藤俊雄・赤野一郎・中村純作編 (2005) 『英語コーパス言語学 基礎と実践』 東京:研究社.
雑誌論文の場合
著者名 (出版年) 「論文題名」 『掲載雑誌名』 巻号:ページ数の順とします。論文名は「 」で、雑誌名は 『 』でくくります。
(例)
奥津敬一郎 (1975) 「複合名詞の生成文法」 『国語学』:44-55. 
単行本の一部の文献
参考文献が単行本の一部の場合は、論文の著者名 (出版年) 「論文題名」 本の編者名  『書名』:掲載ページ数.出版地:出版社の順とします。引用文献の標題は「 」で、書名は『 』でくくります。
(例)
黒田成幸 (1999) 「文法理論と哲学的自然主義」 ノーム・チョムスキー・黒田成幸(大石正幸訳)『言語と思考』:93-134. 東京:松柏社.
未刊行の学位論文
参考文献が未刊行の学位論文(博士論文、修士論文、卒業論文など)の時は、標題を「 」でくくり、そのあとに学位論文の種類を示して、提出された大学名を記します。
(例)
明治太郎 (2007) 「英語の命令文について」 修士論文. 明治大学.
翻訳文献
外国語から翻訳された文献を参照した場合は、まず文献の原題を示し、次に訳者と翻訳題名、出版地:出版社、出版年を示します。
(例)
Trudgill, P. (1974) Sociolinguistics ? An Introduction to Language and Society, London: Penguin Books. [土田滋訳 『言語と社会』 東京:岩波新書 1975]

欧文文献の場合

単行本の場合
a) 著者 (出版年) 書名, 出版地: 出版社の順とします。著者名は family nameを先に出し、次にfirst nameを出します。なお、first nameは頭文字1文字としても構いません。書名はイタリックか、できなければ下線を付します。文献名は、冠詞・前置詞・接続詞などを除いて、各単語を大文字で始めます。
(例)
Swan, M. (2005) Practical English Usage, Oxford: Oxford University Press.

b) 共著で複数の著者がいる場合には、原則として本の表紙や雑誌の目次の順序どおりに挙げます。ふたりの著者の間は and で結びます。一人目の著者名は family name - first name(または、first nameの頭文字)の順で、二人目の著者名はfirst name(または、first nameの頭文字) - family nameの順にします。著者が3人まではすべての著者名を連記しますが、4人以上の場合は一人目の著者のみをあげ、et al. (ラテン語の et alii 「およびその他」の略) とします。編者は氏名のあとに (ed.)をつける。編者が複数の場合は (eds.) とします。
(例)
Crain, S. and R. Thornton (1998) Investigations in Universal Grammar: A Guide to Experiments on the Acquisition of Syntax and Semantics. Cambridge, MA: MIT Press.
Quirk, R. et al. (1985) A Comprehensive Grammar of the English Language. Harlow: Longman.
Tserdanelis, G. and P. Wong (eds.) (2004) Language Files: Materials for an Introduction to Language and Linguistics (Ninth Edition). Ohio: Ohio State University Press.
雑誌論文の場合
著者 (出版年) 論文題名. 掲載誌 巻号:ページ数の順とします。論文題名は、最初の単語のみ大文字で始めます。雑誌名はイタリックか、できなければ下線を付します。
(例)
Kayne, R. (1981) ECP extensions. Linguistic Inquiry 12: 93-113.
単行本の一部の文献
著者 (出版年)の次に、論文題名をあげて、続けてその文献の掲載された単行本の著者名、書名を書き、次に掲載ページ、最後に出版地: 出版社を記します。
(例)
Chomsky, N. (1993) A minimalist program for linguistic theory. In Halle, K. and Keyser, S. J. (eds.) The View from Building 20, 1-52. Cambridge, MA: MIT Press.
未刊行の学位論文
参考文献が未刊行の学位論文(博士論文、修士論文、卒業論文など)の時は、標題をあげて、そのあとに学位論文の種類を示して、提出された大学名を記します。
(例)
Johnson, K. (1986) A case for movement. Unpublished doctoral dissertation, MIT.

その他注意事項

単行本は初版以後版を重ねて何度も刊行されることがあります。その場合、原則として自分が参考にした版の刊本を挙げます。
(例)
Saussure, F. de (1975) Cours de Linguistique Generale. Paris: Payot.
上記の本は初版が1916年ですが、現在流布しているのは Turio de Mauroが編集し詳細な注を付した改訂新版です。また自分の参照した版が第何版かがわかる場合はそれも示します。
(例)
Roach, P. (2000) English Phonetics and Phonology: A Practical Course. Third edition. Cambridge: Cambridge University Press.

本文および注の中での文献への言及

本文および注で文献に言及する場合
特に必要のない限り、竹林滋 (1996)のように著者名(出版年)を記します。ページ数も必要な場合は、竹林滋 (1996: 25)のように記します。
(例)
この問題については、すでに竹林滋 (1996: 25)でも指摘されているように ...
竹林滋 (1996)によると、 ...
本文中のデータ表記
本文中でデータを用いる場合は、丸括弧の中に通し番号(卒業論文全体を通してでもかまいませんし、章ごとでもかまいません)を付け、独立した行に字下げして書いて下さい。
(例)
(29)a. Danny seems to be working.
b. It seems that Danny is working.
(30)a. He will not have intentionally broken the mirror.
b. He will probably not have broken the mirror.
他の論文から引いたデータには、出典(著者名 出版年: ページ数)を示します。
(例)
(68) a. At least one American tourist expects to visit every European country this year.
b. At least one American tourist hopes to visit every European country this year.
c. Some government official is required to attend every state dinner.
(Johnson 2000: 199)

注に関して

1)  注を付ける場合には、本文の該当個所に上付き文字で通し番号を打ち、その番号に当たる注を付けます。注は脚注 (本文の同一ページの下段に書く注)でも、文末脚注 (論文末にまとめて書く注)、どちらでもかまいません。

2)  注は、以下のような場合に用います。
a) 本文の内容を補足する注
卒業論文の本文であまり細かい問題に言及すると、議論の流れが悪くなり、全体の主張がわかりにくくなる場合があります。そのような時に、本文の中心的な議論とはあまり関係ないが、関連する細かな事項を注に回すことがあります。

b) 用語や引用の典拠に関する注
卒業論文中で用いた専門用語や、引用した先行研究などについて、必要に応じて、その典拠に関する注を付けることがあります。
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