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卒業生の声

卒業生の声(関根さん)

関根 一誠(せきね いっせい)
武田薬品工業株式会社 流通・地域アクセス統括部(2020年卒業)


——簡単に自己紹介をお願いします

2020年3月に考古学専攻を卒業しました関根一誠と申します。学生時代、大学では、学科と教職の勉学に励んでおりました。プライベートでは、エレベーターボーイのバイトを経験し、長期休暇には海外へ旅に出ていました。幼少期から大学までラグビーを続けており、現在も早明戦を観戦することが毎年の楽しみとなっています。

——現在のお仕事を教えてください

私は製薬メーカーで働いています。弊社の事業を簡単にお伝えしますと医療用医薬品の製造を行い、患者さんまで届けるということが使命です。
現在、入社7年目で流通・地域アクセス統括部という部門におります。入社1年目から4年目まではMR職(他業界でいう営業職)をしており、北海道旭川市、札幌市にて、病院やクリニック、薬局に訪問し、医師、薬剤師に対して自社医薬品の有効性や安全性といった情報提供活動を行っておりました。入社5年目に入り、現在の部門に異動いたしました。現職はMR職とは業務内容が異なり、医薬品卸の方々、また、県庁(行政)の方々がカウンターパートになります。自社で製造した医薬品を効率的且つ、不足なく患者さんの元に届くよう、医薬品卸の方々と日々、議論をしながら、最適なコントロールを行うことに従事しております。また、県庁の方々との取組みでは各地域の医療課題に対し、意見を交換しながらそれらを顕在化し、ともに課題解決に向けたサポートを行っています。将来的には、海外の「Access to medicine」にお困りの患者さんに身近に薬が手に届くシステムの構築に携わりたいと考えています。

——なぜ明治大学の考古学専攻に進学したのでしょうか?

地元に埼玉古墳群があり、幼少期から古代史、考古学に興味があったこと。また、高校の地理歴史科の教員になることを目指していたこともあり、明治大学の考古学専攻に進学しました。少人数の専攻であったことも魅力的であり、同じ志を持った仲間と深く関係性を築きたいと思ったことも理由の1つです。

——明治大学で考古学を学んで良かった,と感じることは何でしょうか?

日本の考古学界をリードしている存在である明治大学で学ぶこと自体が価値のあるものであったと感じています。特に東国の古墳時代に関する研究を行いたかった私は、若狭先生に師事し、学びを深めていきました。若狭先生と出会えたことも幸運であったと今でも思いますが、学びたいこと、突き詰めたいことに対する支援の手厚さは、明治大学の考古学専攻ならではだと考えております。全国の埋蔵文化財センターや博物館にOB・OGの方々が多く存在しており、研究を進めるための支援もいただけます。ありがたいことに自身が集めたい情報をすぐに収集することができました。そのような恵まれた環境もあり、少年時代から持っていた疑問に対し、自らの手で、思考で答えを出すことができたと思っています。そもそも考古学とは何か?について、遺物に触れ、深く考察し、突き詰めた4年間であったと自信を持って言うことができます。

——受験生にアドヴァイスをお願いします

やりたいこと、夢や憧れを優先して志望校を選ぶことをお勧めします。受験のタイミングでないと、どこの大学に進学して、自分がどうなりたいか?を考えることはありません。一生に一回の時間なので志望校選びを楽しみながら、そして、志望校が決まったらとにかく突っ走っていただきたいと思います。受験で尽くした分、充実した大学生活が待っています。その頑張りが、後に就職活動や社会で生きるための礎となり、未来の自分を助けてくれることもあります。
明治大学は、全国から十人十色の仲間が集まり、非常に刺激的な環境の中で学生生活を過ごすことができますので、OBとしては、是非、明治大学を目指していただき、ご自身のやりたいことをやり切って欲しいと願っております!志望校合格に向けて、”前へ!!”突き進んでください!

——なぜ現在のお仕事を選ばれたのでしょうか?

同じ業界にいる家族の影響が一番大きいですが、就活時の業界選択の軸として、より多くの方に自社製品が寄与し、笑顔を生み出したいと考えていたからであり、その中で製薬業界を志望したのは、「自身の活動を通じて患者さんの健康に寄与したい」と考えたことが理由です。やはり、その想いを体現できた時は格別です。特にMRをしていた頃は、自身が提案した製品が医師を通じて患者さんにお届けできた時に1番のやりがいを感じました。患者さんに直接関わることはありませんが、医師から「○○を処方したら、症状が良くなったよ」と聞くと「また頑張ろう!」といった活力が湧いてきました。

——現在のお仕事で心がけていることを教えてください

誠実でいること、自身の考えをしっかり相手に伝えることを常に意識しています。物事を相手に伝える際は、事実ベースで、納得を得ることができるまで説明すること。また、相手の立場や考えを把握した上で自身の考えや実現したいことを伝えることで、信頼関係が構築されるものと考えています。社内外、そして社会に貢献できる人材になりたいという大きな目標を持ちながら、日々、所属関係なくオープンなコミュニケーションを心がけています。

——考古学専攻で思い出に残っていることはありますか?

特に思い出に残っていることは、ゼミでの活動、そして、卒業論文の執筆です。実習は楽しいものでしたが、ゼミでの活動、卒業論文の執筆は、言葉に表すことができない程に時間をかけました。博物館図書館や国会図書館に通う毎日で、膨大な量の文献を読み漁り、資料を作り込みました。辛い時期もありましたが、若狭先生からの温かいご支援、励ましを頂きつつ、同じく戦っている仲間たちの姿を見て、自身を奮い立たせていました。提出後の諮問会が終わってからはとてつもない達成感を得たことを今でも覚えています。大学4年次に過ごした濃い時間は、人生の中でも本当に代えがたい経験となっています。

——外から眺める明治大学っていかがですか?

 私にとって明治大学とは、立ち返る場所であり、パワースポットのような存在です。大げさかもしれませんが、そのぐらい大学生活は全てにおいて真剣に打ち込んできました。だからこそ当時描いていた人生を歩めているか?夢は叶えられているか?これからどういう人生を歩みたいか?考える際の拠り所になっています。卒業はしておりますが、今でも何かに悩んでいる時、考えることがある時は御茶ノ水に降り立ち、大学に立ち寄ったり、大学周辺にて同じ学び舎で苦楽をともにした仲間たちと語らったりしています。
明大生は、「明・元・素」を兼ね備えている方が多いと思っており、社会においてもそれを武器に活躍されているOB・OGが多い印象です。