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卒業生の声

卒業生の声(冨田さん)

冨田 樹(とみた たつき)
奈良県立橿原考古学研究所 調査部調査課 主任技師(2023年大学院博士前期課程修了)


——簡単に自己紹介をお願いします

茨城県出身で、大学院修了とともに奈良県立橿原考古学研究所に奉職しました。古墳の埋葬施設に興味があり、横穴式石室についての研究をしています。

——現在のお仕事を教えてください

地下に遺跡が眠っている土地(埋蔵文化財包蔵地)で行われる開発行為にさきだって、遺跡や遺物を記録して保護・保存するために、発掘調査を行っています。

——なぜ明治大学の考古学専攻に進学したのでしょうか?

元々歴史が好きだったのですが、地元である茨城県には明治大学が調査した古墳がいくつもあることを知り、こうした調査を主導している佐々木憲一先生に教わりたいと思い、明治大学考古学専攻に進学しました。

——明治大学で考古学を学んで良かった,と感じることは何でしょうか?

旧石器時代から古墳時代まで、体系的に学べることです。明治大学のように、各時代をリードする先生方が揃っている大学は、数少ないと思います。

——受験生にアドヴァイスをお願いします

大学選びは人生の転機になると思いますので、何を学び、今後の人生をどのように設計するか、よく考えるべきだと思います。受験勉強は大変だと思いますが、楽しみを見つけられると良いと思います。例えば、点数が上がることとか、息抜きに学校の周囲を散歩したりとか、友達と遊んだりするとか、勉強だけでなくそこから派生することにも目を向ければ、辛いだけではない良い体験になるかと思います。

——なぜ現在のお仕事を選ばれたのでしょうか?

歴史に携わる仕事をしたいと考えていた際に、文化財の仕事があるということを大学1年生の若狭徹先生の授業で聞き、これだ!と思いました。いまの職場を選んだ理由は、大学2年生のときに、当時の考古学実習で奈良県の遺跡や博物館を見学し、豪壮な遺物や遺構(特に横穴式石室)を目の当たりにして、このような遺跡・遺構が身近なところに就職したいと考えたからです。

——外から眺める明治大学っていかがですか?

注目度が高い大学だと感じます。伝統があるだけでなく、学問をはじめスポーツや大学運営等、各分野で様々な取り組みをしていることが、評価されているように感じます。

——文化財の仕事に就くために今から始められることってありますか?

 どんなに優秀でも、「考古学・文化財が好き」という気持ちがないと仕事にするのは大変だと思うので、こうした気持ちを磨いていくことが大切だと思います。そのためには、遺跡の発掘調査や整理作業に積極的に参加して、実際に触れることが一番だと思います。文化財の仕事に就かなかったとしても、なかなかできない経験だと思うので、参加することに意味はあると思います。とはいってもハードルが高いですから、まずは博物館や遺跡を訪れて、興味関心、そして熱意を持つことおすすめします。