池田 喬 准教授
1.大学に入って何を学べば良いのか、全然わからないという人には、哲学が向いているかもしれません。2. そもそも何のために勉強するのか、本当に幸せな人生とはどういうものか、この社会はちゃんと機能しているのか、こういったことを真剣に考えたことがある人には、哲学が向いています。3. こういった問いは、抽象的で無益な問いなのではなく、教育、福祉、政治などにかかわる人たちが真剣に議論している、アクチュアルで実践的な問いだと言われてピンと来る人には、哲学を学び、哲学の素質を開花させ、社会の変化に参加することをおススメします。4. これを読んで哲学に興味をもった人のために、哲学的な問いの例をもう一つ挙げておきましょう。時計の時間は規則正しく進んでいくけれど、退屈な時には時間が長く、夢中な時には時間が短く感じられます。時間とは何か。面白そうじゃないですか?