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授業紹介

演劇学専攻の代表的な授業を紹介します。
演劇学専攻 1年 在学生
基礎演習 (1年) (担当 伊藤 真紀 教授)

 一年を通して一人の作家の戯曲(台本)を読んでいます。これまで、井上ひさしや三島由紀夫をとりあげました。
 作品を選び、音読したうえで討論したり、担当を決めて順番に「作品研究」を発表したりしています。お互いの意見交換をとおして、「情報」の集積から「考察」へと深めていくプロセスを共有できるところがゼミの醍醐味ではないでしょうか。
西洋演劇史ⅢA・B(3、4年) (担当 伊藤 愉 准教授)

西洋演劇史ⅢA(春学期)と西洋演劇史ⅢB(秋学期)では、近現代西洋演劇の歴史を学んでいきます。
ロマン主義から現代のパフォーマンスと呼ばれる表現まで、19世紀初頭以降の演劇史のダイナミックな流れを社会背景とともに把握します。自然主義、モダニズム、不条理演劇など演劇史において重要な思想を理解することを基本の枠組みとして、「演劇」という表現にまつわるさまざまな要素、空間、技術、客席、言語、身体etc.などを、当時の演劇人たちの活動を追いながらあらためて問い直し、その動向・思考のプロセスを考察する講義内容です。
ときに映像資料などを用いながら具体的に近現代演劇史を概観していくことで、それぞれが持っている「演劇」の概念が拡張あるいは刷新されていく機会になることを願っています。