3月11日に起きた東日本大震災は、私たちに甚大な被害をもたらしました。津波や震災によりかつてない多くの方々が被害を受け、現在も避難所での生活や原発の不安などが続いています。
明治大学文学部および心理臨床センターでは、被災者支援のひとつとして、関西学院大学災害復興制度研究所と共催で、トラウマ・ケアの世界的権威の１人であるボストン大学医学部精神医学科教授、ヴァン・デア・コーク博士をお招きし、被災における特有のトラウマへの対応と、支援者のための最新の臨床メソッドを紹介する講演会を開催いたします。
本講演会は、ヴァン・デア・コーク博士が東北地方の視察、ワークショップを終えた直後に行われるもので、現地の状況をふまえたうえで、東京における支援とトラウマ・ケアを考える貴重な機会となることでしょう。皆さまのご参加をお待ちしております。
日 時 ： ６月２日(木) １８：３０〜２１：００
会 場 ： 明治大学アカデミーコモン アカデミーホール（東京都千代田区神田駿河台１−１）
講 師 ： ビッセル・ヴァン・デア・コーク博士 Bessel van der Kolk, M.D.,
精神科医、ボストン大学医学部教授、ボストントラウマセンター所長、アメリカトラウマネットワークディレクター。
国際トラウマティック・ストレス学会会長を歴任。 著作に「サイコロジカル・トラウマ」他、論文多数。
世界のトラウマ研究をリードする研究者。
通 訳 ： ヘネシー 澄子博士 Sumiko T.Hennessy,Ph.D.,
対 象 ： 被災者支援に関わる専門家、それを目指す大学院生、学生
※参加費無料、申込不要
◆明治大学心理臨床センターホームページ
