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文学部学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

目指すべき人材像

 文学部が掲げる教育理念は、「充分な専門知識を身につけた幅広い教養人の育成」です。このことは、いいかえれば、確固とした専門知識の習得を不可欠の前提としながらも、その専門分野のみに偏ることのない広い視野に立ち、公正かつ的確な判断を下すことのできる人材の育成と言えます。
 人間の総合的探求を目指す文学部の各学科は、それぞれ「人間の生き方」、「人間社会の成り立ち」、「人間の心と社会の問題」を中心課題に据えながらも、人間の「知性」と「感性」と「実践」の相関を究明し、それらを自らの言葉で発信していく力を養うことを通じて、新しい時代に対応できる創造的かつ人間性豊かな教養人の育成を目標とします。

そのための具体的到達目標

 本学学則に定める期間在学し、最終学年には集大成となる卒業論文を完成することが求められます。提出された論文は口頭試問を課し、厳格な審査が行われます。これを含めた128単位の基準を満たした者に、「学士」(文学)を授与します。
 学生には教育課程を修了するにあたり、次のような具体的な到達目標を達成することを求めます。

(1)文学部の学習で培った十分な専門性と幅広い教養を理解し、社会の課題を自ら調べ上げ、論理的に説明することができる。
(2)世界での活躍を視野に、人間理解や異文化理解を深め、外国語で多様な価値観を分かりやすく表現する能力を涵養する。
(3)人間学を学び、個を磨くことから、他者を尊重しながら自らの考えを冷静に主張し、協調して物事に取り組むことができる。
(4)生涯にわたって出会う人々や社会と向きあう中で、相互に学び合い、社会全体を高める知力を体得する。  

 また、各学科では次のとおり具体的な到達目標を達成することを求めます。

文学科
(5)文学・思想・芸術・メディアなどにおける諸事象に真摯に向かい合う知的態度を身につける。
(6)それらの諸事象を生み出した多様な個性を尊重し、他者を受け入れる豊かな人間性を身につける。
(7)それらの諸事象を論理的に分析し、その本質を客観的に判断できる能力を習得する。
(8)知性認識の結果を公平な立場から主体的に発信できる能力を習得する。
(9)様々な表現方法による創作活動によって、自らの問題意識を顕在化する能力を涵養する。

史学地理学科
(5)史資料・外国語を含めた研究文献を正確に読解し、深く分析する能力を身につける。
(6)現地調査・遺跡調査に従事する能力を身につける。
(7)自然や人間世界を歴史的・地理的に理解することができる。
(8)専門分野のみならず多様な事象について思考することができる。
(9)豊かな国際感覚を身につけ、主体的に行動することができる。

心理社会学科
(5)共感的に、なおかつ科学的根拠に基づいて、人間の心理状態を観察し、言語・非言語にかかわらず、他者が発する気持ちを傾聴し支援できる能力を習得する。
(6)現代社会のさまざまな社会現象や社会問題の背景や要因を社会学的に理解し、多様性を包摂する共生的社会の在り方を考察する力を身につける。
(7)人間存在についての幅広い哲学的知識を習得し、批判的・創造的・ケア的に思考する能力を身につける。
(8)人間の心理状態、社会問題、人間存在に関して、自ら問いを立て、科学的方法論や論拠に基づき理論的、実証的に分析する力を習得する。
(9)臨床の場に身を置き、実践的に人間や社会が抱える諸問題に向き合い、問題解決に向けた構想力を身につける。
文学部