文学部紀要
求める学生像
文学部の教育目標は,過去から現在まで多様に展開されてきた人間の営みのすべてに対して,さまざまな角度からの考察を試みながら,究極的には,人間そのものを普遍的かつ総合的に理解することです。その目的を達成するため,充分な専門的知識を身につけた幅広い教養人の育成を教育方針としています。なお,文学部では専攻単位に志願者を募集します。当該専攻分野に対する明確な問題意識や目的意識,強い学習意欲を持つ志願者を期待します。
以上のような教育目標,教育方針に基づき,文学部では,次のような学生を求めます。
・本学の建学の精神「権利自由・独立自治」を理解し,世界での活躍を見据えながら,他者や異文化を受容しつつ,確かな「個」の確立に意欲のある学生
・人と人のつながり,人と社会のつながりに関心をもち,人間の創作物や人類の過去,社会事象等のアプローチから人間学の探究に挑戦する意欲のある学生
・他者との関わりの中で,独創的な生き方を模索し,新しい概念や価値観の創出を追究したい学生
・専攻する専門領域において明確な問題意識や目的意識,強い学習意欲を持つ学生
また,各学科では,次のような学生を求めます。
文学科では,様々な文化のあり方を学ぶことに積極的で,それに謙虚な理解を示すことが出来る学生,また自らの専門性の確立によって自分の「個」を形成する意欲のある学生を求めます。
史学地理学科では,自然と人間世界のあり方に幅広い興味を持つ学生,ものごとを歴史的地理的に探究したい学生,文献の読解・分析能力やフィールド調査能力を身につけて職業に活かしたい学生,幅広い歴史・文化の知識を活かして国際的に活動したい学生を求めます。
心理社会学科では,個人や集団に対する援助的姿勢を持ち,自立的思考のできる社会人となるための多角的視野を持つ学生を求めます。
入学志願者に求める高校等での学習への取り組み
【学力の3要素と入学試験形態の関係】