私たちが人として学び、人として成長していく場として、言うまでもなく学校教育はとても大切です。しかし同時に、そのような場はなにも学校に限定されているわけでもありません。家庭はもとより地域の公民館や図書館、博物館といった施設、さらには、仕事を通じた学びや成長という点からそこに職場を含めることもできるでしょう。あるいは、「教育」が意識されないような趣味のサークルや日常生活の中でも、私たちの学びや成長を支えるきっかけは生まれています。
そんな様々な場面に幅広く目を向け、生涯にわたる人間の学びや成長の姿を捉え、生きることと学ぶことのつながりを考えていく。それが、社会教育学や生涯学習論と呼ばれる研究分野です。
社会教育を学ぶフィールドは、大学の研究室から地域・暮らしへと広がっています。実際の社会教育の活動に触れ、かかわり、仲間や地域の関係者とともにその魅力や可能性を学びあってみませんか。