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谷口 良生 TANIGUCHI Ryosei

 TANIGUCHI Ryosei
職格 講師
学位 博士(文学)
最終学歴 京都大学大学院文学研究科
専攻分野(研究分野) 西洋史学専攻 近代フランス史

研究テーマ

(1)近代フランスの議会史 (2)近現代フランス史の歴史叙述

キーワード

議会史、近代史、フランス史

主な担当講義

基礎演習、演習、西洋史特説、卒業論文

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受験生・学生へのメッセージ

大学で学ぶ歴史学とはどのようなものでしょうか。高校までの歴史科目に「暗記科目」という印象をもっている人も多いと思います。しかし、大学で学び研究する歴史学は、過去に起こったことを知識として身につけるだけではなく、それをもとにどのような歴史を書くことができるかを考える学問です。それは自分たちがどのような歩みを経て「今」を生きているかを確認する作業でもあります。時間的にも地理的にも遠く離れた世界を研究することで、現在を生きるみなさんの「なぜ?」に回答を与えていくのが歴史学の仕事です。歴史学を通じて、自分の身の回りの見え方が変わってくる、そうした体験をしてもらえればと思っています。

主な著書・論文

(著書)『議会共和政の政治空間:フランス第三共和政前期の議員・議会・有権者たち』(京都大学学術出版会、2023年)
(論文)「議員による決闘と議会政治:フランス第三共和政前期(1870-1914年)における事例から」(『駿台史学』177、2023年)
(論文)「議員職の兼任と「議会政治」:フランス第三共和政前期(1870-1914年)のブーシュ=デュ=ローヌ県を事例に」(『史学雑誌』131-6、2022年)
(論文)「フランス第三共和政初頭における市町村議会をめぐる二つの「モデル」:ブーシュ=デュ=ローヌ県の都市を事例に」(『西洋史学』272、2021年)
(研究動向)「近現代フランス史における「議会史」の誕生:第三共和政前期(1870-1914年)の議会史研究の展開と課題」(『史林』103-4、2020年)
(研究動向)「現代歴史学の時代区分へ:『思想』特集「時代区分論」に寄せて」(『フェネストラ:京大西洋史学報』4、2020年)
(分担執筆)上垣豊編著『はじめて学ぶフランスの歴史と文化』(ミネルヴァ書房、2020年)
(分担執筆)谷川稔、川島昭夫、南直人、金澤周作編著『越境する歴史家たちへ:「近代社会史研究会」(1985-2018)からのオマージュ』(ミネルヴァ書房、2019年)
(論文)「議員職を歴任する:フランス第三共和政前期(1870-1914年)におけるブーシュ=デュ=ローヌ県選出議員の政治的経歴」(『歴史学研究』982、2019年)
(論文)「議会共和政と地方の「政治的議会」:フランス第三共和政前期(1870-1914年)におけるブーシュ=デュ=ローヌ県の事例を中心に」(『史学雑誌』127-4、2018年)
(論文)「フランス第三共和政前期(1870-1914年)における議会活動:常任委員会制度の導入にみる議会活動の規範と議員の専門職化」(『西洋史学』261、2016年)
(研究動向)「(特集《古典再読》)柴田三千雄著『バブーフの陰謀』再読」(『西洋史学』254、2014年)
(論文)“The Electoral Process of the Deputies of the Early French Third Republic(1870-1914): La Rēpublique parlementaire Seen through Its Elections”(The Proceedings of the Japanese-Korean Joint Conference on Western History in Kyoto、2014年)
(論文)「フランス第三共和政前期(1870-1914年)における下院議員の選出過程:選挙から見た「議会共和政」」(『史林』96-3、2013年)

出身地

鹿児島県

趣味

旅行、散歩