商学研究科商学専攻博士後期課程3年の姜瑩(キョウ エイ)さん(福田康典研究室)が、10月22日から24日に開催された日本経営診断学会第54回全国大会において、大学院生(留学生部門)優秀賞を受賞しました。
受賞した研究のタイトルは「ライブコマースにおけるインフルエンサーの顧客エンゲージメントに対する影響」です。
今回の研究では、ライブコマースの配信者をインフルエンサーと位置づけたうえで、アンケート調査から得られたデータの共分散構造分析を通じて、インフルエンサーのライブコマース内での役割が実証的に考察されています。ライブコマースにおけるインフルエンサーがブランドと顧客の間における仲介的役割を果たしている点、またそのプロセスの中で顧客エンゲージメントにポジティブな影響を及ぼしている点などが考察結果として提示されました。
審査では、研究内容の新規性及び統計的知識の高さについて高い評価を得ました。また、発表時のプレゼンテーション力や日本語対応力についても高評価を得ており、今後の進展が期待される研究であるという総評がなされました。
商学研究科では、今後も、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる「最先端の高度な商学関連知識を修得し、専攻分野における自立した研究者として国内外で研究活動を展開し得る,革新的で論理的な知識の創造力」を養成する研究指導を展開してまいります。