商学研究科商学専攻博士後期課程の姜瑩(キョウ エイ)さん(福田康典研究室)が、2022年10月7日から9日に松山大学で開催された日本経営診断学会第55回全国大会において、大学院生(留学生部門)優秀賞を受賞しました。
受賞された研究のタイトルは「SNS における顧客間のインタラクションが顧客エンゲージメントに及ぼす影響」です。
近年、顧客がSNSを利用して様々な顧客エンゲージメント行動を示す機会が増えてきています。SNSは伝統的なブランド・コミュニティに比べて、誰でも気軽に情報探索や情報発信を行うことができ、多様な顧客間の接点を生み出すプラットフォームであると考えられています。
受賞した研究は、こうしたSNSにおける顧客間のインタラクションの役割を明らかにし、顧客間インタラクションが顧客エンゲージメントにどのような影響を及ぼすのかという点を実証的な手法を使って考察したものです。
審査では、研究内容の論理性と実証性が高く評価され、また経営診断学の理論的発展の新たな方向性を示したという点での学術的な貢献についても高い評価がなされました。
商学研究科では、今後も、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる「最先端の高度な商学関連知識を修得し、専攻分野における自立した研究者として国内外で研究活動を展開し得る、革新的で論理的な知識の創造力」を養成する研究指導を展開してまいります。