商学研究科の高橋昭夫教授が、著書『インターナル・マーケティングの理論と展開—人的資源管理との接点を求めて—』(同友館、2014年5月発行)で学会賞「優秀賞」を受賞しました。
本書は、インターナル・マーケティング(IM)に関する実証的な研究書です。サービス・マーケティングの領域で生成したIMは、その理念的な意義が強調される規範的な研究に比べると、実証的な研究が遅れていると指摘されてきました。本書では、IMの基本モデルを構築し、接客担当者を対象としたIMに関する実証的考察をしています。また、対象を営業担当者や研究開発担当者に適用したIMについても検討を加えています。さらに、非正規雇用者と正規雇用者を比較した分析も行っています。最後に、IMと人的資源管理との関係を明示した2階層交換モデルが提案されています。