Go Forward

教養デザイン研究科

20251114大学院教養デザイン研究科映像資料プログラム『明白歌—白色テロの記憶を歌おう』開催のお知らせ(11/14)

開催期間:2025年11月14日
明治大学 教養デザイン研究科

大学院教養デザイン研究科では、映像資料プログラム『明白歌—白色テロの記憶を歌おう』として、台湾再拒劇団『明白歌』記録映像上映会とトークセッションを開催します。
 
【開催概要】
日時  2025年11月14日(金)15:30開始
場所  明治大学和泉キャンパス 和泉図書館ホール
講師  黄 思農(再拒劇団代表)、曽 伯豪(『明白歌』出演者)
コーディネーター   丸川 哲史 教授(教養デザイン研究科長・政治経済学部教授)

【内容紹介】
記録映画『明白歌——白い歴史、終わらない記憶と未来を歌い歩く』は、2019 年に再拒劇団(Against Again Troupe)が制作し、台湾で巡回公演を行ってきた舞台劇を映像化した作品である。
1945 年以降、日本統治者が撤退した後の台湾。祖国への復帰を待ち望んでいた民衆の期待が裏切られ、白色テロの嵐が吹き狂った。
数多くの命と無数の記憶が歴史の闇に飲み込まれてしまい、台湾社会の深い傷となって今日まで疼きつつある。
中国語の「明白」という言葉は、「分かる」「はっきりする」との意味を持つ。『明白歌』と名付けられたこの舞台は、歴史の闇に葬られてきた記憶をはっきり救い出そうとするかのように、数年の間に台湾の二十数ヶ所の地域、とくに白色テロが酷かった地域で、公演し(歌い歩き)てきた。
あたかも死者を蘇らせて生者と対話させるかのように、歴史と現在とが対話するように、講談や民謡など民間口承の語り口を基本としながら、方言と標準語、民間楽器 とギター、映像とチラシなどなど、さまざまな音と言葉が(死者たちの残した手紙や遺書なども含めて)この移動劇場に登場し、歴史の記憶を再構築する。権力やイデオロギーによって作られた大きな物語に回収させない、個々人の存在にまつわる生身の記憶のカオスであり曼荼羅である。

入場無料・申込不要です。
皆さまのご参加をお待ちしております。

明治大学大学院教養デザイン研究科
humanity■mics.meiji.ac.jp(■を@に置き換えてください。)

明治大学大学院