Go Forward

「音楽は旅をする ~「移動音楽論」からみた日本の近代化西洋音楽の受容と翻案をストリートの視点から振り返る」

ペリーとともに黒船から上陸した軍楽隊は、まさに軍事技術として導入されたが、次 第にアトラクションや宣伝の音楽へと変容、街頭に浸透していった。
一方、歌謡では、明治政府は早々と伝統音楽を捨て、西洋音楽の全面的導入にシフトした。張り切る外国人教師や宣教師たちと、あくまでキリスト教は排除したい官僚のせめぎ合いの中、すべり込んだ讃美歌などが、現代に至るまで日本の歌謡に大きな葛 藤・影響を及ぼした。

大熊ワタル(クラリネット・作曲)

プロフィール
80年代から前衛ロックバンドで活動開始。20代半ばでチンドン屋に入門、街頭でクラリネットを修行。現在主宰する「シカラムータ/ジンタらムータ」の、実験性や即興性、ストリート感覚を活かした独自の音楽性で国内外に知られる。また映画音楽や演劇など領域を超えて活動中。著書に「ラフミュージック宣言~チンドン・パンク・ジャズ」など。

ジンタらムータ

プロフィール
クラリネット奏者・大熊ワタルと、新世代チンドン太鼓奏者・こぐれみわぞうを中心に2000年代前半に結成。
90年代から活動中の、チンドン×ジャズ×ロック×現代音楽=超ミクスチャーバンド「シカラムータ」の別バージョンとして始動。ライブハウス、フェスティバルから、路上パレード・デモまで国内外で公演多数。


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