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第8回 6月19日(金) テーマ趣旨/講師紹介

ゲルで暮らすということ —モンゴルの遊牧から考える— <ビデオ/写真を用いた講義>

草と水を求め家畜とともに移動する「遊牧」という営みは、土地を広く薄く利用するため、環境への負荷が小さいことが注目される。歴史的にみると、時に自然災害により家畜を大量に失うことがある一方、農耕限界を超えてダイナミックに生活圏を拡大した。20世紀以降世界的に定住化が進む中、モンゴルの草原で生業として数千年続けられてきた遊牧民のゲルの移動生活を通して、人間が、あるいは生き物が暮らすということについて考える。

森永由紀 教授

プロフィール
明治大学商学部教授。専門は気候学、環境科学。筑波大学大学院地球科学研究科中退(理学博士)。人間の居住限界での暮らし方に興味がある。院生時代は北アルプス剣沢、ネパールヒマラヤ、南極、チベットでフィールドワークを行った。現在の研究テーマはモンゴルの遊牧知で馬乳酒の伝統的製造法の科学的検証を行っている。

絢野 那陳(アヤノ ナチン)氏

プロフィール
岡山大学地域総合研究センター助教。専門は生態学、生態人類学。東北大学大学院理学研究科修了(理学博士)。
人間活動と自然環境の相互作用に興味がある。モンゴル草原生態系と遊牧の関係を研究している。


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明治大学大学院