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情報コミュニケーション
学部

ミレーナ=美智子・フラッシャール朗読会+学生との対話(情報コミュニケーション学部・関口ゼミナール)

開催期間:2023年10月30日
明治大学 情報コミュニケーション学部事務室

ウィーンのカフェでミレーナさんとウィーンのカフェでミレーナさんと

日時:10月30日(月)15:30~17:00
場所:明治大学リバティタワー12階 1123教室
主催:明治大学 情報コミュニケーション学部 関口ゼミナール
 
オーストリアの新世代を代表する作家であり、日本をテーマにする作品を精力的に書いてきたフラッシャールさんがこのほど来日し、日本の引きこもりの青年を扱ったベストセラー小説『ぼくとネクタイさん』(関口裕昭訳、2018年、郁文堂刊)を中心に朗読します(ドイツ語朗読、日本語の翻訳つき)。またその後さまざまなテーマをめぐって学生とのディスカッションも行います。明治大学の関係者だけでなく、どなたでも入場可能です。多数のご来場をお待ちしております。事前の申し込みは必要ありません。(関口)
 
【作家紹介】
ミレーナ=美智子・フラッシャールMilena Michiko Flasar
オーストリアの作家。1980年、オーストリア人を父に、日本人を母にしてザンクト=ペルテンに生まれる。ウィーン大学でドイツ文学、フランス文学、比較文学を学ぶ。日本をテーマにした小説が多く、代表作に、『お母さん(Okaasan)』(2010)、『加藤氏は家族を演じる(Herr Kato spielt Familie)』(2018)、『上には大地、下には空(Oben Erde, unten Himmel)』(2023)など。日本を舞台にし、引きこもりの青年と失職した中年サラリーマンの心温まる交流を描いた『ぼくとネクタイさん( Ich nannte ihn Krawatte)』(2012)はアルファ文学賞を受賞するなど、12か国語に翻訳され、ヨーロッパでベストセラーとなった。
 
【司会者】
関口裕昭(明治大学 情報コミュニケーション学部教授)
ドイツ文学者、比較文学者。専門はドイツ近現代抒情詩、ユダヤ文学。最近のドイツ文学や世界文学全般にも関心を持ち、主な訳書に『ぼくとネクタイさん』、『パウル・ツェランとユダヤの天使』(多和田葉子著、2023年、文藝春秋)などがある。2015~17年のウィーンでの在外研究期間中、フラッシャール氏と親しく交流し、この訳書が生まれた。