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情報コミュニケーション
学部

情報コミュニケーション学部の後藤晶准教授が情報処理学会2025年度山下記念研究賞を受賞

2026年03月31日
明治大学 情報コミュニケーション学部

情報コミュニケーション学部の後藤晶准教授が,一般社団法人情報処理学会による2025年度(令和7年度)山下記念研究賞を受賞しました.
山下記念研究賞は,情報処理学会の各研究会・シンポジウムで発表された研究報告の中から,特に優れた発表に対して贈られる賞であり,毎年度,全国から多数の候補の中より厳選して表彰されるものです.
今回の受賞対象となった研究は以下の通りです.

受賞研究の概要
「ダークパターンとデフォルト効果に関する研究:クラウドソーシング実験による検討」
(情報システムと社会環境(IS)研究会,2024-IS-169)
本研究では,ウェブサイトやアプリケーションのデザインにおいてユーザーを意図的に誤解させる手法である「ダークパターン」と,初期設定として提示された選択肢が選ばれやすくなる「デフォルト効果」の影響を,クラウドソーシングを用いたオンライン実験により検討しました.788名を対象とした実験の結果,ダークパターンの一種として用いた悪意を持った画面誘導の直接的な影響は限定的であった一方,デフォルト設定の操作はオッズを約40%減少させる影響を有することが明らかになりました.
また,マキャベリアニズム・ナルシシズム・サイコパシー傾向などのパーソナリティ特性がダークパターンへの反応を媒介することも示されており,オンライン環境における意思決定の脆弱性とその個人差要因を実証的に明らかにした点が高く評価されました.


受賞者コメント
後藤晶准教授(情報コミュニケーション学部)
「このたびは,情報処理学会より山下記念研究賞という栄えある賞を賜り,大変光栄に存じます.本研究は,ダークパターンやデフォルト効果という行動経済学の観点から,クラウドソーシング実験によって意思決定の実態を解明しようとしたものです.今後も,行動経済学・実験社会科学の手法を活用した研究を通じて,現代社会における人々の意思決定支援に貢献してまいりたいと思います.」

情報処理学会山下記念研究賞については,同学会ウェブサイト(https://www.ipsj.or.jp/award/yamashita2025.html)をご参照ください.

以上